キリストには「三位一体」という概念があります。
キリスト教において「父」と「子(キリスト)」と「聖霊(聖神)」が「一体(唯一の神)」であるとする教えのことです。
さて、キリストの「三位一体」概念とはどんなものなのでしょうか?…
さっそく見ていきましょう。
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キリストの「三位一体」概念とはどんなものなのか?
神も仏も拝むもの…
両者にたいした違いはなく、キリスト教のGod(ゴッド)も、神道における八百万(やおよろず)の神も、同じ神だろう…
これが多くの日本人の感覚ではないでしょうか。
しかし、それは間違いなのです。
キリスト教における神は唯一絶対の存在であり、この世のすべてを生みだした創造主なのです。
その性格から、神は父性的な面を持ちます。
「子なるイエス・キリスト」といわれるのも「父なる神」がいればこそなのです。
さらに、キリスト教では、聖霊の存在が欠かせません。
イエスの母マリアは聖霊によって身ごもり、洗礼を受けたイエスは聖霊に導かれて荒野へ向かいます。
聖霊は神と人とをつなぐ「とりなし手」といえます。
そして、イエスと聖霊は、神と一体であるとするとするのがキリスト教の根本教理となっているのです。
これを「三位一体(さんみいったい)」と言います。
神は本質的存在においてはただ一つですが、その中に父、子、聖霊という3つの位格(ペルソナ ※神なので人格とはいわない)が存在するという考え方なのです。
とはいえ、この説明ではさっぱりわからない…
というのが本音でしょう。
実は古代より多くの神学者がさまざまな論を立ててきましたが、未だに大方を納得させるにはいたっていないのです。
そのため、三位一体は理解する対象ではなく信仰するものだといわれているのです。
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