1月7日に福岡県の太宰府天満宮で行なわれる鷽替え神事(うそかえ祭り)は、参加者が「替えましょ、替えましょ」という掛け声とともに、暗闇の中で木彫りの鷽(うそ)をお互いにとりかえ合う行事です。
一年間についたすべての嘘を天神様ととりかえ、一年間にしてきた悪いことを嘘にして、今年の吉にとりかえるという意味があります。
神事の後は、木彫りの鷽を神棚にお供えして、幸福を祈ります。
江戸時代後期からは東京の亀戸天神や大阪天満宮でも、1月下旬に行なわれています。
亀戸天神の木彫りの鷽は、神職の手で一つひとつ心を込めてつくられたもの。
どちらの鷽もこの日だけしか手に入らない貴重なお守りです。
太宰府天満宮といえば、菅原道真公をお祀りする天神様の総本宮。
菅原道真公は学者・政治家・文人だったことから「学問の神様」として知られ、受験の神様としても有名です。
受験生には「すべる」「おちる」といった言葉は禁句というのは、よく知られていますね。
他にも受験に役立つジンクスをご紹介しましょう。
◇とんかつ(勝つ)を食べる
◇「お菓子断ち」など好きなものを断つ
◇勝負下着・戦いの色・赤い下着をつける
◇手に3回「人」という字を書いて飲むまねをすると、あがらない
◇前日うまくいったなら同じ服を着続ける
家から出るときに右足から出た日にうまくいったら、大事な日は必ずそうするといった、自分なりのジンクスをつくるのが一番です。
ただし、あまりそれに頼っていると、万が一忘れた場合「だめだ」という気持ちになってしまうので、軽い気持ちでやることが大切です。
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2018年東京の「うそかえ祭り」は亀戸・湯島天神・上野五條天神がおすすめ
2018年の「うそかえ祭り」は東京(亀戸・湯島天神・上野五條天神)がおすすめです。
場所:亀戸天神社
住所:東京都江東区亀戸3-6-1
電話番号:03-3681-0010
アクセス:
総武線「亀戸駅」下車、北口より徒歩15分
総武線地下鉄半蔵門線「錦糸町駅」下車、北口より徒歩15分
都バス「亀戸天神前」下車
日程:2017年1月24日(水)、1月25日(木)
時間:午前8:00から
亀戸天神社のうそかえ祭りでは、その年の1月24・25日に縁起物である木彫りの鷽(うそ)を授与します。
この「うそ鳥」は年間を通して約3万体奉製されますが、うそ替え神事でしか手に入らない幸運を招く鳥(お守り)として、かなり人気となっています。
亀戸天神社では毎年この2日間だけで、約3万人の参拝者が訪れますので、なるべく早めに「うそ鳥」を手に入れた方が良いでしょう。
ちなみに「うそ鳥」は殿前の特設テントで、8時30分より配布されています。
サイズは1号~10号と懐中用とで11種類あり、値段も600円~7000円と幅広くなっています。
これは熊手のように1年で一回りずつ、大きな「うそ鳥」を購入するようになっているからです。
場所:湯島天神(湯島天満宮)
住所:東京都文京区湯島3-30-1
電話番号:03-3836-0753
アクセス:
東京メトロ千代田線「湯島駅」3番出口より徒歩2分
東京メトロ千銀座線「上野広小路駅」徒歩5分
東京メトロ丸の内線「本郷3丁目駅」徒歩10分
JR山手線・京浜東北線「御徒町駅」徒歩8分、
都営地下鉄大江戸線「上野御徒町駅」A4出口より徒歩5分
日程:2017年1月25日(木)
時間:午前9:00から
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湯島天神のうそかえ祭りでも、凶事をうそにして幸運に替える開運、除災招福のお守りとして「うそ鳥」が2種類販売されています。
大(長さ12cm、直径2.5cm)が700円で、小(長さ7cm、直径1.8cm)が500円です。
湯島天神の「うそ鳥」も合格祈願のお守りとしても人気で、お昼過ぎには完売することもありますので、欲しい方は午前中までに並ぶと良いかと思います。
ちなみに「うそ鳥」の予約や取り置き、また郵送はできませんので、欲しい方は当日購入しましょう。
また販売場所は社務所ではなく、
社務所の前にある梅園の仮設テントで販売しています。
お間違えの無いように。
場所:五條天神社(花園稲荷神社)
住所:東京都台東区上野公園4-17
電話番号:03-3823-2034
アクセス:
JR「上野駅」公園口より徒歩3分
東京メトロ(銀座線・日比谷線)「上野駅」徒歩5分
京成線「上野駅」徒歩3分
都営バス「上野公園山下」徒歩5分
日程:2017年1月25日(木)
時間:午前9:00から
五條天神社は花園稲荷神社と同じ敷地内に祀られています。
もちろん、こちらのうそかえ祭りでも、「うそ鳥」の配布も行われており、1体1200円で、一人2体までです。
これには理由があり、五條天神社の「うそ鳥」は、たくさんの「銀鷽」の中に、幾つか「金鷽」があるからです。
イメージとしては森永チョコボールの銀のエンゼルと金のエンゼルといった所でしょうか。
ただ、「金鷽」と言っても全身が金ではなく、「うそ鳥」の頭部に張り付けられている紙が、金箔か銀箔か?の違いになります。
そのため五條天神社は、一年の運試しに来られる方も多いので、やはり早めに並んだ方が良いでしょう。
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