どんな人にとってもお金は大切で、できれば多くのお金を手に入れたいと思っているはずです。
そこで今回は、商売繁盛の恵比寿様と十日戎についてご紹介します。
金運と商売繁盛の恵比寿様と十日戎
古くは豊臣時代の頃より、庶民の恵比寿信仰がより厚くなって広まったとされる十日戎(とおかえびす)…
関西で酉の市(とりのいち)にあたるのが、1月10日の十日戎ですね。
この日、七福神の一柱、恵比寿様を祀る神社のお祭りが行なわれます。
3日間行なわれ、1月9日を宵戎(よいえびす)、10日を本戎、11日を後戎もしくは残り福と呼んでいます。
右手に釣竿を持ち、左脇に鯛を抱え、恰幅のいい姿とにこやかな笑顔で絵に描かれる恵比寿様は、金運と商売繁盛の神様です。
ですから、「今年はお金まわりや仕事関係の運をよくしたい!」という人は、ぜひこの期間に、恵比寿様をお祀りしている神社にお参りしましょう。
中でも、兵庫県の西宮神社、大阪の今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)が有名ですね。
今宮戎は「商売繁盛、笹持ってこい」というかけ声でよく知られていて、「福笆」を買い求める人でにぎわいます。
福笹は、笹の枝に「吉兆(きっちょう)」と呼ばれる飾りをつけていくものです。
吉兆は、小判や銭袋、米俵、鯛などの形を模した縁起物です。
笹は無料で、縁起物は一つ1000円ほどで販売されています。
また毎年このために募集した中から選ばれた「福娘」から買うことができます。
さらには西宮神社は「開門神事·福男選び」で有名ですね。
本戎の10日の午前6時、開門と同時に、たくさんの男たちが境内を駆け抜ける「走り参り」を今年もテレビなどでみたことがあるではないでしょうか。
本殿へ早く到着した順に、1番から3番までが、その年の「福男」と認定されます。
また、西宮神社では8日に奉納された大きなマグロを「招福大まぐろ」として、十日戎の間、拝殿に飾ります。
このマグロの頭や背中などにお賽銭を貼りつけて、商売繁盛や豊漁の願かけをするのが名物となっています。
どこの恵比寿様にお参りしてもいいですが、出口から境内に戻ってお参りをしてはいけません。
せっかくの福を返すことになってしまいます。
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