「大流行の某ブランドのバッグを3か月待ちでようやく手に入れた!」…
欲しくてたまらなかったものが手に入ったとき、多くの人が「満足」を感じることでしょう。
さらに、多少気に入らなくても…
満足したと思いこんでしまう傾向があるのです。
気に入らないという都合の悪い情報を受けいれたくないのです。
これを、心理学では認知的不協和といい、「ずっと待ってようやく手にいれた」という喜びが、判断に大きな影響を与えているのです。
本当は「思っていたほどよくない」と感じても、それを認めたくない心理が働き、満足していると思い込ませ安心してしまうのです。
満足したと自分にいい聞かせることで、数ヶ月待ちの苦労がムダではなかったと、必死で自分を納得させているわけですね。
だが、結局は買い物に失敗しているので、高いお金を支払ったにもかかわらず、使わなくなってしまうこともあるのです。
では、買い物の際に認知的不協和に陥らないためには、どうしたらいいのでしょうか?…
最も有効な方法は、ノートに書きとめておくことです。
欲しいものをリストアップし、欲しい理由や、金額の目安、買う時期などを書いておく…
こうして文字に残すことで、認知的不協和によって自分をごまかすことができなくなるのです。
こうすれば、買い物で失敗することも減るでしょう。
また、仮にムダな買い物をしてしまったときには「浪費をしてしまった」という自覚をもつことも大切な心がけです。
浪費に言い訳を付けても、ムダ遣いは治らないのでしょうから…
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