ライフスタイル

仏陀(ブッダ)が苦行の末に得た「悟り」とは?

仏陀(ブッダ)….誰もが知っているかと思いますが、一体どのようなことをした人なのかをご存知でしょうか。

仏陀ブッダは、今から2500年くらい前に生きていた人です。
仏陀ブッダというのは「悟りをひらいた者」という意味で、本名はゴータマ・シッダールタといいます。

それでは仏陀(ブッダ)について詳しく見ていきましょう。

仏陀(ブッダ)が苦行の末に得た「悟り」とは?


仏陀(ブッダ)と言えば、悟りの最高の位「仏の悟り」を開いた人…
この仏陀(ブッダ)が苦行の末に得た「悟り」とは一体なんだったのでしょうか?

出家した仏陀(ブッダ)は、まず祖国カビラの南にあるマガダ国に向かったといいます。
マガダには、ヒンドゥー教の前身であるバラモン教の高僧が多数暮らしていました。

仏陀(ブッダ)はその弟子となり、苦悩を解決する方法を学ぼうとしたのです。
しかしバラモン教の高僧たちは、だれも仏陀(ブッダ)の悩みを解決できませんでした。

失望した仏陀(ブッダ)は、真理は人から教えてもらうものではなく、みずから見つけださなければならないと考え、少数の仲間とともに修行生活に入ります。

仏陀(ブッダ)が選んだ修行は、みずからの心身をとことんいじめ抜く「苦行」…
具体的には、灼熱の炎天下で坐禅を組んだり、冷たい水のなかで沐浴をしたり、長時間息を止めたり、野獣のいる森のなかで一晩を過ごすといったものでした。

同時に食事も厳しく制限し、常に己を飢餓状態に置くようにしたのです。
そんな生活が6年間も続きましたが、どんなに心身を痛めつけても仏陀(ブッダ)の苦悩は消えなかったのです。

そこで、彼は究極の苦行にとり組みます。
いっさいの飲食を断つ「絶食」です。

死の寸前まで到達し衰弱する仏陀(ブッダ)…
見かねた近隣の村の娘から施された乳粥を飲んだとき、彼は苦行の空しさを知ります。

欲望は抑えなければならないが極端な禁欲主義でも真理には到達できないと悟ったのです。
仏陀(ブッダ)は体力の回復を待つと、近くに生えていた菩提樹の下に座り、心を静めて瞑想をはじめました。

伝説によればマーラという悪魔がひっきりなしに現われ、あの手この手で誘惑し 精神統一を邪魔しようとしたといいます。
しかし仏陀(ブッダ)は悪魔の妨害にまったく動じず、次第に無我の境地に達していったのです。

そして瞑想をはじめてから21日後、ついに真理を悟ります。
その真理とは、「人生の本質は苦しみであり、だからこそ何にも執着してはいけない」というものでした。
このとき仏陀(ブッダ)は35歳であったと言い伝えられています。


関連記事

  1. 友人と一緒にいるときや食事の注文の仕方で性格が見抜ける件
  2. 大人になれない大人が増えている?
  3. 結果を急がないことが成功への一番の近道となる?!
  4. あがり症を克服するためのリラックスの法則
  5. ジャイナ教の創始者とその歴史
  6. 「イエスの弟子」たちの名前や人物像について…
  7. つい、笑顔を忘れてしまう人へ…
  8. 高御産巣日神のご利益と神話における役割

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ

自分の感情を無視してはいけない理由

私たちはこれまで、役に立たない無駄な情報を学ぶことに膨大な時間を割いてきました。ですから、「…

「まいった」「キツイ」などが口癖の人ってどんな人?

「まいった」、「キツイ」…「困った」、「厳しい」…こんな言葉が口癖の人が、あなたの周りにはい…

iPS細胞とキリスト教の微妙な関係とは?

iPS細胞…正式名称は人工多能性幹細胞(じんこうたのうせいかんさいぼう)といいます。この…

「自分が嫌いだ」と思った時に思い出してほしいこととは?!

自分なんて何をやってもダメだ、自分が嫌いだ、と弱気になってしまう時はありませんか…

そもそも「クリスマス」とは何か?…あなたは説明できますか?

もうすぐ「クリスマス」…一年で一番といって良いほど認知度が高く、またイベントも盛りだくさんの日で…

月別アーカイブ

2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
Sponsored Links

おすすめ記事

  1. どんなに鈍い男でも「結婚できない女」は一瞬で見分けられるらしい件
  2. 仕事で「時間の無駄」が口癖の人に対しては…
  3. 「愛される人」になるための絶対的な秘訣とは?
  4. 後の祭りの由来は「祇園祭」だった?!
  5. イスラム教における「五行」の意味とは?
Sponsored Links
PAGE TOP