岩手県奥州市水沢区にて、毎年4月28日(前夜祭)、4月29日(本祭)に日高神社例大祭に実施される火防祈願の祭…
それが「日高火防祭(ひたかひぶせまつり)」です。
祭事名:日高火防祭(ひたかひぶせまつり)
開催日時:2018年4月28日(土)、4月29日(日)
開催場所:岩手県奥州市水沢区大手町ほか(水沢区)
TEL:0197-24-2111(日高火防祭実行委員会事務局)
アクセス:JR「水沢駅」下車、徒歩5分
駐車場:奥州市役所、水沢公園南駐車場、合同庁舎、メイプル西館、水沢駅前市民駐車場、みずさわ観光物産センターなど(約1200台)
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「日高火防祭」の見所
4月28日の前夜祭、29日の本祭と2日間にわたり催される「日高火防祭(ひだかひぶせまつり)」は、300年の歴史を持っ火防祈願の祭りです。
町組ごとに飾りたてられた「はやし屋台」が古趣あふれる音曲に合わせて町を練り歩く…
春の奥州(おうしゅう)の風物詩です。
江戸時代、17代水沢城主・留守宗景(るすむねかげ)が、少年時代を江戸で過ごしたおり、火事の頻繁さに驚くと同時に、火災の恐ろしさを肝に銘じました。
国に帰ると宗景は、火災を防ぐための一環として「神仏の加護によって未然に防火しよう」と考え、日高妙見社の「日」は「火」に、瑞山神社(みずやまじんじゃ)の「瑞」は「水」に通ずるとして、両社に祈願し始められたのが、祭りの由来といわれているのです。
また、江戸の「いろは組」にならって、6町にひとつずつ組を置き、水沢の「町火消組」を創設している。
祭りの見どころは、6町それぞれの町から計8基の屋台が繰り出される「はやし屋台」です。
金、朱、碧色(あおいろ)と、色とりどりに彩色されたぼんぼりやしだれ桜や牡丹(ぼたん)などの造花で飾られた絢爛豪華(けんらんごうか)な囃子屋台(はやしやたい)が続きます。
最後に屋台が集合し、互いに仁義礼を尽くす「相打ち」でクライマックスを迎えます。
屋台の囃子方には、20人前後の少女が雛人形の様で乗り、横笛、小太鼓、三味線(しゃみせん)が独特の囃子を奏でます。
囃子は「日高ばやし」と呼ばれ、格調の高い音曲で知られており、6町それぞれが独特の音律を持つ「打ち囃子」もあります。
約2時間にわたり、各町組の屋台が競って「華麗なお囃子」を披露していくのです。
ぜひ足を運んでみて下さいね!
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