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イスラムとはどんな意味なの?わかりやすく解説

イスラム国に問題で何かと話題になっている「イスラム」…
ニュースでもよく目にしますが、あなたはイスラム国に対してどのようなイメージをお持ちですか?
おそらく怖いイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで、そもそも「イスラム」とはどんな意味なのか?

今回はその「イスラム」をわかりやすく解説してみましょう。



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イスラムとは何か?


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イスラムは、世界の三大宗教の一つに数えられている宗教ですが、現在の教勢(信徒数10億人以上と言われています)からすれば、キリスト教と並んで世界を二分する宗教です。
しかしこれまで日本では、その実態があまり知られていません。

その主な理由は3つあります。
そもそも日本人が公式の資格でイスラム諸国を訪れたのは、明治四年の福地源一郎(岩倉具視率いる遣欧派遣団の随員)のイスタンブール(トルコ最大の都市)視察が初めてだと言われています。
そしてイスラムの開祖ムハンマドについての伝記が初めて紹介されたのは、その六年後のことであったと記されています。

つまり、日本ではイスラム知識導入の歴史的遅れていたのです。
加えて、日本が西欧からあまりにも遠いために西欧では最近まで日本の風俗などに対する誤解が一般にまかり通っていたように、日本でもイスラムについての正確な情報が乏しい状態にあったことが第一の理由です。

第二は、イスラムについての情報源が、今日に至るまでほとんど西欧のキリスト教社会の価値判断を通してなされている…
という現状です。

第三の理由として、我が国におけるムスリム(イスラム信徒)の数が少ないこと…
つまり日本のイスラム信徒が極めて少ないという点です。
世界宗教でありながら、身近に接する機会の少ないことが、理解の及ばないものにしているのです。

イスラムという言葉の本来の意味は、「全身全霊を委ねる(帰依する)」というものです。
その言葉自体がすでに「教え」そのものを包含しているため、「重ねてを付けるのは屋上屋を架す感が強い」とされ、通常は「教」を付けずに「イスラム」と呼ばれることもあります。

イスラムは、七世紀に人類最後の預言者ムハンマドを介して、アラビア半島で誕生しました。
この同じ時代にキリスト教界では、教皇グレゴリウス1世がイタリアに侵入してきたゲルマン民族と和を結んでキリスト教の教化を促進しました。

そして古代と中世を結ぶ役割を果たすため、教えの具現化(教えの社会化)という課題に着手した時期でした。
また仏教界では、中国の玄奘三蔵が仏教を求めてインド入りを果たし、我が国でも日本仏教の祖とされる聖徳太子などが活躍した時代です。

イスラム誕生時代のアラビア半島は、文化的には空白地帯で、ムハンマドが属していたクライシュ族は商業に従事し、部族の信仰は多神教、偶像崇拝でした。
これらの背景から突如としてイスラムの産声があがったのです。



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イスラムの歴史


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イスラムは最後の預言者ムハンマドに伝えられた唯一の神の啓示にもとづいて成立した宗教です。
日本では「回教」という名で一般に広く知られていましたが、この中国のイスラムが回紇族を中心に伝播されていたことにより部外者が用いた俗称にもとづくものです。

中国においても当事者は「清真教(せいしんきょう)」や「伊斯蘭(いすらむ)」と称していたので、今日ではイスラムの呼称が一般に用いられるようになっています。

一方、西欧ではアラビア語のムハンマドが訛って「マホメット(モハメット)教」の名で呼ばれていましたが、ムハンマドは預言者であるため、ムハンマドの名をイエス·キリストと同等に位置づけたこの呼称は、イスラムの真意を誤るものとして、今日では避けられるようになりました。

イスラムは、ムハンマドの時代、メッカを中心として、アラビア半島全域に伝播しましたが、それはまだ確固たるものではありませんでした。
そして、これらイスラムの布教には、常に既成の支配体制(政治権力)との戦闘が伴いました。
ムハンマドの時代に、一応アラビア半島を有史以来はじめて政治的にも統一を果たしたイスラム勢力は、初代カリフ(ムハンマドの後継者、正式にはハリーファと称する)アブー·バクルの時代(在任約三年)から、アラビア半島を越えた発展の足がかりを築きました。

そして、二代カリフの時代にはシリア、イラク、イラン、エジプトに遠征し、アラブ帝国の基礎固めに成功したのです。
しかし、三代目カリフの時、内乱が発生してイスラムに最初の分裂が生じました。

その後、分裂を深めながらも、イスラムは拡大の一途をたどります…
初代から四代までのカリフの統率による正統カリフ時代(632~661)。

シリアのダマスカスを都にしてイスラム国家を統率し、全盛期には中央アジアのみならず、北アフリカ·フランスにまで版図を広げたウマイヤ朝(ムハンマドと同じクライシュ族に属し、家系を別にするウマイヤ家を中心とした国家体制)時代(661~750)。
イラクのバクダートを都として、ペルシャ湾を拠点に海上交易を中国までおよぼし、隊商による交易も中央アジアから中国まで達したアッバース朝時代(750~1258)。

これらの輝かしい時代(古典時代とも言う)を経て、イスラムは独自の文明(サラセン文明)を開花させたのです。
この時代以降、モンゴル軍の侵入によるアッバース朝の滅亡、西欧キリスト教国の国力増強(産業革命など)に伴うイスラム圏の後退、さらに十九世紀末より二十世紀にかけてイスラム圏のほぼ全域がヨーロッパ列強の植民地化に組み入れられるなど、苦難の時代を経験しましたが、第二次大戦後の民衆独立の気運に同調して、新生イスラムとして多様な発展を続けたのです。



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