目次
あなたの周りで、人と話す時によく手振りをする人はいませんか?
相手の目線でその人の深層心理がわかると言われていますが、目線などだけでなく、人は話すときの手振りでも深層心理が現れているのです。
体の前でこぶしを作る人…
小刻みに机をトントンと叩く…
あごを擦る…
話す時に、このような手振りをしている人がいれば、実はこんな心理が働いているのです。
さっそく見ていきましょう。
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話す時の手振りでわかる「イエス」、「ノー」の心理
会話の最中に、相手の反応が気になるときは手の動きにも注目してみましょう。
表情や言葉には出ない本音が表われていることが、よくあります。
この手の動きを象徴的に使っていたのが、刑事ドラマの『刑事コロンボ」や「古畑任三郎」…
どちらの主役も、犯人の話に反論するときは、必ず「ちょっと待ってください」と言って、額(ひたい)の真ん中を人さし指で押さえます。
実は、額の真ん中に手をやるのは「納得できない」というしぐさなのです。
また、「いいですよ」などと言って、手のひらを相手に向けるしぐさも見せます。
これは「手の内を見せる」という言葉に通じ、「あなたの話を聞きますよ」、という肯定のサインなのです。
このように、手の動きで相手のイエス、ノーを見抜くことができます。
では、まずは「イエス」、つまり話を受け入れようとするしぐさから見ていきましょう。
手のひらを見せたり、手を広げて机の上に置く・・・心理的にリラックスしている状態であり、相手の話をよく聞いています。
あごをさする・・・相手の話に同意したり、感心したりするときのポーズ。
二人の間にある灰皿や書類などを片づける・・・障害物を取り除く行為で、相手への親しみを示し、自分のテリトリーを開放したことになります。
逆に「ノー」を示すしぐさには、次のようなものがあります。
体の前で握りこぶしを作る・・・拒絶のサイン。怒っていたり、不愉快に思っていたりします。
両手をももの上に置き、肘をはる・・・話を聞きたくないときに出るしぐさ。
机の上の物をさかんにいじったり、置き直したりする・・・自分のテリトリー内への侵入を拒む行為で、関わらないでほしいという意識が働いています。
指やペンで、小刻みに机の上をトントン叩く・・・無意識に話を妨害している行為で、話を早く切り上げてほしいというサイン。
鼻の下に手をあてる、鼻のわきをこする・・・相手や、相手の話を疑っています。
指で額の真ん中を押す・・・承諾できないときのしぐさ。商談や依頼をどうやって断ろうかと考えていたりします。
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手をポケットに入れる人って?!…
言いたいことがあるのに言えなかったり、故意に言わなかったりするとき、人はつい手のひらで口をふさいだり、人さし指を上唇にあてたり、手を口のそばに持っていったりします。
これらは、隠し事を追及されたときにも出やすいしぐさです。
「本音が出てしまわないように…」と無意識に手を口に持っていってしまうのです。
また、相手の手の動きが少なくなったり、手をポケットに入れたり、物をいじるなどの動作が増えたりしたら、その人はウソをついているかもしれません。
ウソをついている緊張で手が震えたりするのを、無意識に隠そうとするからです。
一方、もし相手がうつむき加減で額に手をやったら、言いにくいことを告げようとしているサイン。
こちらにとって悪い話だったり、不愉快な話であるために切り出せず、このようなしぐさになるのです。
ちなみに、状況に関係なくこのようなしぐさをする人は、気配りのできる心優しい人。
ただし、気が弱い面があることも否めません。
ぜひ人と話す時に、相手の手の動きに注目して見てくださいね。
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