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田県神社豊年祭(たがたじんじゃほうねんさい)…
大県神社豊年祭(おおあがたじんじゃほうねんさい)…
上記の2つの祭事をご存知でしょうか。
この奇祭中の奇祭ともいえる両豊年祭…
田県神社豊年祭(たがたじんじゃほうねんさい)、大県神社豊年祭(おおあがたじんじゃほうねんさい)を紹介します。
祭事名:田県神社豊年祭(たがたじんじゃほうねんさい)、大県神社豊年祭(おおあがたじんじゃほうねんさい)
開催場所:田縣神社(愛知県小牧市田県町152) ※本年のお旅所は「熊野社」
開催日時:2018年3月15日(木) ※午前10時頃より午後4時頃まで
お問い合わせ:田縣神社
TEL:(0568)76-2906
アクセス:
名古屋駅から名鉄犬山線「犬山駅」より名鉄小牧線に乗り換え「田県神社前駅」下車、徒歩5分
市営地下鉄桜通線または東山線を乗継ぎ名城線「平安通駅」で上飯田線に乗り換え「田県神社前駅」下車、徒歩5分
駐車場:境内無料駐車場約50台(大型バス兼用) ※豊年祭(3月15日)当日の一般車両駐車は出来ません
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「田縣神社豊年祭」・「大県神社豊年祭」の概要とアクセス(駐車場)
駐車場名:リパーク味岡駅前
住所:愛知県小牧市大字岩崎102
収容台数:9台
料金:400円(00:00-24:00)※1440分
駐車場名:名鉄協商小牧P・B
住所:愛知県小牧市中央1-260
収容台数:202台
料金:
100円/30分(00:00-24:00)
最大料金1000円(全日・24時間)
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2018年「田縣神社豊年祭」・「大県神社豊年祭」の概要
田県神社(愛知県小牧市田県町)の田県神社豊年祭は、別名「篇之古祭(へのこまつり)」、または、そのものずばりの「ちんこ祭り」と呼ばれて、大男茎形(おおおわせがた)と呼ばれる男性のシンボルを神輿に載せて担ぎ、そのエネルギーを豊作に結びつけるという奇祭です。
この祭礼は朝10時、神社から800メートルほど離れた御旅所で、大男茎形、神宝などを安置することからはじまります。
巨大な大男茎形は、檜材で毎年新しくつくります。
直径60センチ、長さ2メートル余り、重さ約250~300キロもあり、宮大工の手になるものといいます。
午後2時、大男茎型神輿が安置されている御旅所から田県神社に向かって神輿行列が出立します。
神輿は三基で、鳳輦(ほうれん)には豊年の神である祭神で御歳神の神像が、御前神輿には子孫繁栄の神である祭神の玉姫命(たまひめのみこと)の夫である建稲種命(たけいなだねのみこと)の神像が乗り、陽物神輿(ようもつみこし)にはお供え物の大男茎形が納められます。
三基の神輿のあとに氏子の若者たちが大榊を持って従います。
榊の葉は神符とされており、女性はこの榊に良縁、子宝を託すところから、見物人が榊の葉を奪い合います。
玉姫命は尾張地方の祖神大荒田命の娘で、建稲種命に嫁いで二男四女を産み、夫亡きのち故郷の荒田の里、つまり、ここ濃尾平野の地に戻り父を助けて開拓に励み、子供の養育にいそしんだといわれます。
そのため、のちに御祭神と合祀されたのです。
陽物神輿は当年42歳の厄男たちによって担がれ、陽物神輿のうしろに2、30代の巫女姿の女性が木製の大きな男根を抱いて続きます。
神輿は境内を行きつ戻りつしてから社殿に突っ込んでいきます。
玉姫命の父神大荒田命は、小牧市から3キロ離れた隣市犬山市の大県神社(愛知県犬山市宮山)の祭神です。
この大県神社豊年祭も、女性のシンボルをかたどった山車が練り歩く奇祭で知られ、地元では「於祖々(おそそ)祭り」と呼ばれています。
大県神社の豊年祭の日は、町のあちこちに女性器をあしらった大幟(おおのぼり)が立ち並び、境内には女性器の形をした姫石や木を集めた祠が目立ちます。
オープンカーに乗った神主や巫女、それに続いて恵比寿神やお多福、花嫁姿の女性を荷台に乗せたトラックが町中を駆け抜けます。
このパレードは神輿渡御の代わりというわけですが、これとは別に天狗の面をつけた猿田彦を先頭にした行列が謝鑑神社(もろくわじんじゃ)から大県神社へ渡御します。
両神社のこのおおらかな性の祭典は、海外でも評判で、いまや祭り見物の外国人ツアー客が多いことでも知られています。
機会があったら、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。
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