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仕事での失敗を克服する方法とは?

あなたは仕事で失敗をしたらすぐ気持ちを入れ替えて、次の仕事に取り組めますか?
それともいつまでも引きづり、次の仕事が手につかないほど、悩んでしまう方ですか?

失敗の大きさにもよりますが、失敗をしてしまうと確かに落ち込んでしまうのは仕方がないことだと思います。

しかし、気持ちを切り替えることは、仕事をする上で重要です。
いつまでも引きずっていたら仕事はできませんから。

今回は次の仕事に生かすことができる失敗の克服の仕方をご紹介します。




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仕事での失敗を克服する方法とは?


一流大学を卒業したAさんは、入社時から周囲の期待が高かった有望株です。
本人もその期待に応えてバリバリ仕事をこなし、前評判を上回る活躍ぶりです。
Aさん自身も相当なプライドをもっている様子。
仕事で築いた実績もそんなプライドを支える自信となり、1分のすきもない仕事ぶりには磨きがかかる一方です。

ところが、そんなAさんがここぞという大事な局面で顧客を激怒させる大失敗!
いったんは叱りとがめた上司も「次から気をつければいいから」と彼の将来性を憂慮して励ましたものの、その後のAさんは歯車が狂いっ放し。
単純な計算ミスをくり返すわ打ち合わせ時間を間違えるわで、以前の自信たっぷりな様子は見る影もありません。

一度のつまずきが後々まで精神的に響いてしまうAさんのような大失敗はなくても自分のミスをくよくよと悩んで前向きに取り組めなくなってしまった経験は誰にもあるでしょう。
そんなとき、いったいどやって立ち直れば良いのでしょうか。

ちょっとした失敗だったら、自分の責任を素直に認めて「ほかの仕事で汚名返上するぞ!」と前向きに考えられれば立ち直りも早いです。
腹式呼吸法を行い、息を吐きながら失敗から生じたモヤモヤした気持ちもいっしょに吐き出すイメージで行うのも良いでしょう。
リセットされたように気分が一新するし、次の仕事へのとりかかりもスムーズにいくはずです。

ただ、問題は、失敗が後を引いて「この仕事、向いていないのかも」と思い詰めるくらい気持ちがダウンしてしまった場合です。
そんな人の心の中では、「◯◯せいだ」「辞めたい」「何がいけないのかわからない」といった悶々とした葛藤がくり広げられています。
そしてそのほとんどは、現実を冷静に見つめきれていないという理由から起こっているのです。

一番多いのが、自分のミスを完全に認めきれないというケースです。
「自分も悪かったけれど、それは上司の判断が遅かったから」「あの状況では市場を予測できなくて当然のはず」と責任をほかに押しつけて、砕けかけたプライドを必死に取り戻そうとします。
しかし、失敗の原因が自分にある以上、それがうまくいかず、逆に気が重くなり、再び前進しようという気概を失いかねません。
そして、しかたなく時間が悩みを解決してくれるまでひたすら待つ状態になってしまいます。

しかし、間違いの種が潜んでいるのはまさにここです。
自信やプライドは、ひとたび崩れてしまうと、そこから立て直すのは至難の業です。
それならば、一度そこで完膚なきまでに粉々に打ち砕いてしまい、まっさらな状態から再び新しいものを築き上げたほうが、よっぽど強固で揺るぎないものが作れるのです。

スポーツなどの筋力トレーニングの世界で、「超回復」という理論があります。
それは、一度過重な負荷をかけて筋線維を壊すと壊れる以前よりも強く太くなって回復する、という理論です。
この「超回復」と同じような現象が、人間の心でも起こります。
つまり、問題にぶちあたってプライドを粉々に打ち砕かれると、新しく強いプライドや自信が構築されるという現象です。

できない人から、できる人へ変身!
大失敗から立ち直るだけでなく、それ以上の自信や誇りをもつための方法です。
それは、失敗によって失いかけた自信やプライドを自分からすべて打ち崩してしまうというやり方です。
「あれは完全にアイツのミスだ。あれさえなければ・・・・」といった責任転嫁の余地が残っていたとしても、あえてすべてを自分のせいにして考えてみます。
「これは思考実験だ。本当は悪くないけど『自分が悪い!』」、そう思ってみるだけでも気づくことは多いはずです。
その「気づき」が超回復のきっかけになるのです。
こういうとき、無根拠なプラス思考や、同僚や恋人の励ましで元気が出る人もいます。
もちろん、それも回復する大きな力になります。
しかし、それだけでは一時的な回復にしかなりません。
「自分が悪い」と考えることで、非常に落ち込むでしょう。
自分のイヤな面にもたくさん気づくでしょう。
しかし、それらも引っくるめて根本的に考えてみることから心の超回復は始まるのです。
「自分が悪い」という心もちで周囲を眺めると、これまでに見えなかったさまざまなものが見えてきます。
それは、仕事相手や同僚、上司などの考え方やその違い、自分の仕事の進め方の問題点などです。
今は受け身になって立ち止まっているのではなく、前に進むしかないという現実にも気づかされるはずです。

失敗を克服して新たな自信やプライドを作る
●あえて「自分が悪い」と考えてすべての責任を自分にかぶせてみましょう。



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