コンプレックスは、大なり小なり、誰しもが抱えているものではないでしょうか。
おそらく多くの人が、コンプレックスはマイナスのイメージとして捉えているでしょう。
私は目が細いのが昔からのコンプレックスで嫌なの。どうにかならないかしら。
背が高いことがコンプレックス・・・・。なんでもっと小さく可愛く生まれてこなかったんだろう、など。
それぞれの気持ちはとてもよくわかります。
しかし、どんなコンプレックスであっても一生共にして生きていかなければなりません。
嫌だ嫌だ、と思いながら生きていくは大変ですよね。
でも世の中には自分のコンプレックスとうまく付き合い、楽しく生きている人もいます。
そのような人たちは一体どのような生き方をしているのでしょうか。
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コンプレックスをプラスにできる人の生き方とは?
まずコンプレックスをプラスにできる人とマイナスにしてしまう人の違いとは何でしょうか。
それはコンプレックスから逃げるか、 逃げないかの違いでしょう。
逃げないというと、開き直るというふうに受けとられがちですが、開き直るのとは若干ニュアンスが違います。
逃げないというのは、たとえどんなに嫌でも、それを愛する、ということです。
どんなに嫌な自分であっても、それを受け入れるということです。
知り合いがある作家のオブジェを集めていました。
そのうちのひとつが偽物だとわかりました。
とても好きで大切にしていたものを偽物だと鑑定されてしまったのです。
そのとき、そのオブジェを割ったり壊したりして、自分の潔癖さや完璧さを追求するのもひとつの生き方でしょう。
しかし、偽物でも大好きなものだからと、インテリアとして使うこともできます。
偽物だとわかっていながら、あえて堂々と飾る。
それも素晴らしい生き方です。
そのものを隠すことなく真実を知らせる。
ある意味、完璧さを追求する生き方よりも人の心を打ちます。
コンプレックスをじめじめ嘆くのではなく、こそこそ隠すのでもなく、堂々と発散させるのです。
発散とは少しおおげさな言い方かもしれません。
しかし、隠してしまいたい部分さえも堂々と自分の生き方の一部にしてしまうのです。
すると、どんなコンプレックスも、あなたの個性へと還元されていきます。
何だって、そうなるのです。
肉体的なものであれ、性格的なものであれ、過去に関することであれ、コンプレックスと思っていたことが、すべてあなたの個性になり、輝きはじめるでしょう。
コンプレックスに縛られる人は、コンプレックスから逃げようとしているのです。
いつまでもコンプレックスを嫌なものだと思いつづけているのです。
自分のものであるにもかかわらず、認めたくない、と否定する気持ちを持ちつづけるのです。
逃げようとするから追いかけられるのです。
コンプレックスに追われる一生を送りたいですか。
逃げずに、自分のものだと認識して上手に付き合ったほうが楽です。
コンプレックスは、他人にはない、あなただけの個性と思ってください。
あなたの財産だと思うのです。
あなただけが向き合える、あなた自身なのです。
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