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この人…たくさんお話するけど、それって本心なのかな?…
あの人の話を鵜呑みにしていいのかな?…
そんな風に感じる人があなたの周りにはいませんか。
そこで、ここでは相手の言葉を正しく理解する2つの技術と7つの動作に関してご紹介しておきましょう。
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相手を理解するための2つの技術
人の感情は言葉だけでなく、声の調子やしぐさ、態度にも表われます。
これを心理学の専門用語で「符号化」といい、この符号を読み取ることを「解読」といいます。
コミュニケーションの基本は、この「符号化」と「解読」の2つです。
例えば言葉で謝るだけでなく、頭を下げたりしてお詫びの気持ちが相手に伝わるような態度をとることが符号化であり、相手の表情などから許してくれたかどうかを読み取ることが解読になります。
つまり、相手をよく理解するには言葉だけでなく表情やしぐさ、態度なども含めて総合的に判断する必要があり、人と上手につき合える人は、符号化と解読の能力が優れているといえます。
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デズモンド·モリスの七つの動作
心理学者メーラビアンは、人が会話の相手からどのように情報を取り入れているか?…
について、表憤言葉、声の三つを取り上げ、次のように公式化しています。
これによれば、人は相手の情報の半分以上を顔の表情から読み取り、40%近くを声の調子、話す速度などから読み取っていることになります。
そして意外にも、言葉からは10%以下…
ということは、「口先だけ」とか「態度で示せ」というのは真理なのでしょう。
真意を相手に伝えるには、言葉だけでは難しいことがわかります。
さらに、心理学の世界で高く評価されている動物行動学者デズモンド·モリスは、著書『マンウォッチング』の中で人間の七つの動作を信頼できる順にあげています。
それによると…
1:自律神経信号・・・汗をかく、顔色が変わるなど
2:下肢信号・・・脚の動き
3:体幹(胴体)信号・・・姿勢
4:見分けられない手振り・・・微妙な手の動き
5:見分けられる手振り・・・意図的な手の動き
6:表情
7:言語
の順とされています。
1は生理的な反応で自分ではコントロールできません。
2も意識せずに脚を組み替えたり、貧乏ゆすりをしてしまいがち…
3は緊張すると背筋が伸び、退屈すると背が丸まるなどします。
このように、無意識にやってしまう動作ほど信頼できる手がかりとなり、もっとも信用できないのが表情や言葉とされています。
会話しているときに1から7まで同じ意味のサインが出ていれば、その言葉は本当の気持ちの表われと判断できます。
しかし、表情や言葉ではイエスでも、体が横を向いていたり、貧乏ゆすりをしていたりすれば、本音は「ノー」と考えた方がいいでしょう。
人の心理状態や性格を的確に見抜くには、顔だけ見ていてはダメで、全身をしっかりと観察する必要があるのです。
人と会話をしている時、相手がどういう意図でそれを言っているのか、相手の本心がよく見えない時などは、ぜひ相手の動作に注目してみてくださいね!
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