宮城県塩釜市にある鹽竈神社で行われる「帆手祭」をご存知でしょうか。
「日本三大荒神輿」として知られる「帆手祭」は、毎年3月10日に開催されます。
そこで2018年の「帆手祭」の情報と由来についてご紹介します。
祭事名:帆手祭(ほてまつり)
開催日時:2018年3月10日(土)
開催場所:宮城県塩竈市一森山1-1(志波彦神社・鹽竈神社)
連絡先:022-367-1611(志波彦神社・鹽竈神社 社務所)
アクセス:JR「本塩釜駅」下車、徒歩15分
駐車場:300台(無料)
神輿は神様の乗りものであり中には神様のシンボルである御神体が設置され、そこに神様が乗り移られるのです。
通常は肩に担ぎ、練り歩くものなのですが、「荒神輿」は、神輿をぶつけ合って壊したりと、実に荒々しいことから、このように呼ばれているのです。
開催場所は「塩竈(しおがま)みなと祭」の出発地点でもある志波彦(しわひこ)神社と鹽竈(しおがま)神社。
両神社の神輿が白装束の氏子16名に担がれながら、市内を一周して戻ってきます。
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塩釜市鹽竈神社「帆手祭」の由来
最大の見どころは、重さ1トンに達する神輿が202段もの表参道を一気に上り下りするところ…
その緊迫感はかなりのもので、思わず息をのむほどです。
神輿の担ぎ手が気性の荒い漁師たちだったためか、かつてはとにかく荒っぽく通り道にある門や塀などを壊しながら練り歩き、見物客も巻きこまれないよう、うかうかできませんでした。
現在でもその名残はあるものの、平和運行が心がけられているので、ご安心ください。
歴史としては江戸時代の1682年、塩竈が大火事で衰退した際に火災の鎮圧と景気回復を祈って始められたのが起源です。
明治時代初期の1881年に「帆手祭」と改称します。
その由来は当初の「梵天祭」という名前からきたとも、塩竃の入り江を「甫出の浜」と呼んだことからきたともいわれていますが、定かではありません。
地元では春を呼ぶ祭りとして認知されており、「帆手祭」が行なわれることで春の訪れを実感できるのです。
機会があればぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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