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「マディソン郡の橋」….ご存知の方も多いのではないでしょうか。
実話?!という話もありますが、実は完全フィクション(創作)のお話「マディソン郡の橋」。
作者はロバート・ジェームズ・ウォラーさんです。
今回はそんなマディソン郡の橋とロバート・ジェームズ・ウォラーさんのお話をしてみたいと思います。
名前:ウォラー.ロバート.ジェームズ(Robert James Waller)
性別:男性
生年月日:1939年8月1日~2017年3月10日
出身:アメリカ合衆国アイオワ州ロックフォード
職業:元北アイオワ大学の経営学部教授、作家、フォークシンガー、アマチュア写真家
作品:マディソン郡の橋、スローワルツの川など多数
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マディソン郡の橋のあらすじ
時代は1960年の秋、結婚して家族もいるが、イタリアから嫁いできた孤独な女性フランチェスカ・ジョンソン(メリル・ストリープ)がアイオワ州マディソン郡で暮らしていました。
そんな彼女は家族が留守の4日間、マディソン郡の橋の撮影にやって来たワシントン州に住む写真家、ロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)に出会います。
ロバート(イーストウッド)は目的の橋への道をフランチェスカ(メリル・ストリープ)に尋ねようとした瞬間、2人は強く惹かれ合い、そうして二人の禁断の恋が始まるのです。
結局二人は別れてしまい、それっきり…
ロバートの死後、フランチェスカは亡き恋人の遺品を受け取ることになります。
死後、ロバートが火葬にされローズマン・ブリッジで散骨されたのを知ります。
そのことを受け、フランチェスカも自分も同じ場所で散骨して欲しいと遺言を残し、1989年の冬に亡くなります。
フランチェスカの葬儀に集まった長男のマイケル(ヴィクター・スレザック)と妹キャロライン(アニー・コーリー)は、母の手紙を読み始め、初めて母の禁断の恋について知ることになるのです。
母の手紙を読み、最初はロバートのことを嫌悪していマイケルとキャロラインも、次第にそういった感情はなくなり、フランチェスカの気持ちを理解していくまでになります。
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マディソン郡の橋は実話なの?
マディソン郡の橋は実話を小説化したという話がありますが、このお話は全くのフィクションです。
著者のロバート・ジェームズ・ウォラーさんもその点は語っているのですが、一方で主人公と自分には強い共通性があるとも言っています。
彼は元々、マディソン郡の橋の舞台となったアイオワ州で大学(北アイオワ大学・University of Northern Iowa)の教授を25年間していました。
1985年に体調を崩して大学を退職し、最初に1992年に初めて書いた小説が、このマディソン郡の橋だったのです。
ずっと自分が生まれ育った土地で暮らして来たロバート・ジェームズ・ウォラーさんにとって、小説・マディソン郡の橋がフィクションでありながらも、自分が暮らすアイオワの小説に共感を感じ、とてもリアリティがあったのかもしれませんね。
だからこそマディソン郡の橋は世界で5千万部を売り上げる大ベストセラーとなり、日本でも1995年に映画化を機に大ヒットしたのでしょう。
マディソン郡の橋は彼にとって思い出深い作品であることは間違いないでしょう。
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