バレンタインデーを知らない人はいませんよね?…
毎年1月も終わりのころになると、2月14日のバレンタインデーに向けて各地のお店でチョコレートや関連商品が大々的に売り出されますよね。
1970年代頃からバレンタインデーは、「女性が男性に対して親愛の気持ちを込めてチョコレートを贈る」という形が広まりました。
チョコレートを贈る風習は日本でおなじみですが、酉欧でも花やケーキ、カードなどを親しい人へ贈り合う日とされています。
このように広く定着した風習のバレンタインデーですが、その由来は悲劇的な伝承に彩られ、かつ謎が多いのです。
ローマ皇帝は「若い兵士が故郷に恋人を残していると士気が下がる」と考え兵士の結婚を禁止しました。
キリスト教の司祭だったバレンタインは結婚を禁止された兵士と恋人を哀れみ、ひそかに結婚式を行っていましたが、これが露見し269年にバレンタインは皇帝に処刑されたのです。
この時処刑には、結婚と家庭の神・ユノの祝日とされていた2月14日があえて選ばれたことから、2月14日がバレンタインの日となったとされた…
このバレンタイン処刑に由来する説は長く信じられていましたが、カトリック教会の検証によってバレンタイン説の史実性には疑問があるとされ、現在カトリック教会はバレンタインデーを公式の典礼記念日から外しているのです。
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