産土神様とは、神道において、その者が生まれた土地の守護神を指します…
また鎮守神様とは特定の建造物や一定区域の土地を守護するために祀られた神のことです。
産土神社や鎮守神社にお参りする時には、次の四つのことを大切にすると良いでしょう。
この四つのことに気をつけると、神様に祈りが通じやすくなり、人生最高の「開運」が手に入りやすくなります。
一つ目は、神様にお会いするという気持ち…
何かをお願いしに行くというよりも、「大好きな神様に、お会いしに来ました!」という気持ちを大切にして、神様とコミュニケーションをとるようなつもりでお参りをしましょう。
誰かを尋ねた時には、自分の名前を名乗りますよね。
神様にお会いする時も、自分が何者かをきちんと伝えましょう。
自分の生年月日、干支、氏名をお伝えしてください。
そうすると神様は、
「あぁ、〇〇さんか、よく来たね」と迎えてくださるものなのです。
祈る時に、目を閉じて下を向く方が多いですが、神様にお会いしているのですから、しっかりと目を開き、前を向いて祈りましょう。
二つ目は、感謝の気持ちです。
産土の神様や鎮守の神様は、知らないうちに、色々なご縁をもたらしてくださったり、ピンチを救ってくださったりしています。
「おかげさま」は裏方さん…
だから、神様の守護や後押しは気をつけて見ていないと、なかなか気づかないかもしれません。
でも本当は色々と走り回って、たくさん後押しをしてくださっています。
日頃から、ラッキーなことがあったら神様の守護に感謝し、神社にお参りした時には、それについて御礼を言いましょう。
運がいい出来事があった時、「もしかしたら神様の後押しかも…」と思えるようになれば、自然と感謝の気持ちも湧いてくるのではないでしょうか。
また、ラッキーなことが何も起こっていなくても、平穏無事であることは、ありがたいことです。
「毎日を無事に過ごすことができ、感謝しております。」と御礼を言うといいですね。
三つ目は、「目標」を宣言するということ。
「この願いが叶いますように」と祈るのではなく、「この願いが実現するように、〇〇を実行します。」とお伝えするのです。
決意表明のようなものです。
そして、具体的な後押しをお願いします。
産土の神様達が得意なのは、人と人のご縁を結ぶこと…
恋愛や結婚、子宝、仕事上のご縁をお願いするなら、産土様なのです。
もしあなたが恋愛のご縁を望むなら、「出会いがある場所に積極的に行こうと思います(できるだけ具体的に伝えます)。順縁のパートナーと出会えるように、後押しをお願い申し上げます。」と、お伝えすると良いですね。
結婚のご縁をお願いする場合、どうしても外せない条件があると思います。
その内容も神様に説明しておくと良いでしょう(もちろん、あまりにも非現実的な条件だと、神様も困ってしまいますので、よく考えてくださいね)。
会社設立に向けて、良いビジネスパートナーを見つけたいと思っているなら、こんなふうにお祈りすると良いでしょう。
「三年後に、会社を設立したいと思っています。そのためには〇〇が得意なビジネスパートナーが必要となるので、今の人脈を使ってビジネスパートナーを探すとともに、経験者の意見を聞きながら、会社設立のための準備をして行こうと思います。もし、〇〇が得意な方がいらっしゃるようでしたら、是非ご縁を結んでいただきますよう、お願い申し上げます。」…
これくらい、具体的にお祈りをすると良いでしょう。
産土神社や鎮守神社は、あなたにとって、オンリーワンの神様と通じ合える場所…
あなたの願いを誰よりも真剣に聞いてくださる守護神様に直接お祈りできる神社です。
個人的な目標を宣言し、具体的な後押しをお願いするのに、一番ふさわしい場所なのです。
産土神社や鎮守神社にお参りする前には、目標や後押しについて、どんなふうにお伝えするかを考えておきましょう。
最後に四つ目の大切なことです。
それは、神様の「ご開運」をお祈りするということ…
普通は、神様が人間を「開運」させてくれるものだと思いますよね?
人間が神様の「ご開運」を祈るなんて、少し意外かもしれません。
けれど、私達が神様の「ご開運」を祈ることで、神様もパワーアップされるのです。
こんなふうに考えてみてください。
親が子どもから「お父さん、お母さん、今日もお仕事頑張ってきてね!」と言われたら、きっと嬉しいですよね?
どんなに大変な仕事をしていても、このように言われたら、「子どものために、今日も頑張ろう!」と元気になるでしょう。
神様にもっと元気になってもらうために、神様の「ご開運」をお祈りするのだと思ってください。
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