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京都「東福寺」で行われる涅槃会(ねはんえ)

釈迦が入滅した日に行われるその遺徳を偲ぶ行事として知られている涅槃会(ねはんえ)…
釈迦の遺徳追慕と報恩のための法要のことで、「涅槃講」、「涅槃忌」とも言われます。

今回は京都は「東福寺」で行われる涅槃会(ねはんえ)に関してご紹介したいと思います。

祭事名:涅槃会(ねはんえ)
開催場所:東福寺(京都府京都市東山区本町15-778)
<本堂(仏殿)で公開される涅槃図は、室町時代の画僧・吉山明兆(きっさんみんちょう)が描いた縦約12m・横約6mの大作。期間中は「花供御」(300円)が振る舞われます。
開催日時:2018年3月14日(水)~16日(金)9時~15時30分(受付)※最終日は15時まで ※15日(木)10時、13時から法要が行われます。
お問い合わせ:東福寺
TEL:075-561-0087
アクセス:
JR・京阪電車「東福寺駅」下車、徒歩約10分
市バス「東福寺」下車、徒歩約10分




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2017年京都の寺院で行われる涅槃会(ねはんえ)の紹介


釈迦が入滅した旧暦(太陰太陽暦)2月15日に、その遺徳を偲んで涅槃会が各寺院で催されています。
涅槃会では、釈迦入滅の様子を描いた涅槃図を掲げたり、供物を捧げて、法要を営みます。

ここでは、京都の東福寺(京都市東山区本町)、泉涌寺(せんにゅうじ)(京都市東山区泉涌寺山内町)、清凉寺(通称「嵯峨釈迦堂」京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町)、真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)(通称「真如堂」京都市左京区浄土寺真如町)で所蔵·公開する涅槃図をご紹介しましょう。

京都東山山麓の臨済宗東福寺の涅槃図は、室町時代の画僧明兆の作です。
この東福寺の涅槃図には、珍しく猫が描かれています。
これについては諸説ありますが、その一つはこうです。
釈迦の使い走りは鼠がしますから、一般に涅槃図には猫は登場しません。
この涅槃図を描いているとき、猫がどこかから岩絵具の材料になる石をくわえてきて制作を助けたといいます。
これに感激した明兆は、釈迦入滅を悲しむ百獣の中に猫を描き加えたといいます。
縦14,5メートル、横7,3メートルの大作です。

やはり京都東山山麓の真言宗泉涌寺の涅槃図は、江戸中期の画家古礀(こかん)の作です。
天井に江戸時代初期の画家狩野探幽画『雲龍図』が掲げてある本堂(仏殿)で公開されます。
ここの涅槃図は縦15,1メートル、横7,3メートルといいますから、これは東福寺の涅槃図よりも大きく、日本一大幅な涅槃図とされています。

京都嵯峨野の浄土宗清凉寺の仏涅槃図は、縦70,8センチ、横55,4センチとやや小ぶりです。
鎌倉時代の制作とされていますが、作者は不詳です。

清凉寺では、涅槃会の15日の夜、お松明式が行われます。
これは入滅した釈迦が荼毘(だび)に付される様子を表したのがはじまりで、江戸時代にはすでに行われていたとされています。
「五山の送り火」「鞍馬の火祭」と並んで京都三大火祭りの一つといわれます。
午後七時ころより本堂で行われる涅槃会大法要ののち、お松明式のお練りがあり、お松明となります。
本堂前に、逆三角錐形に組まれた松明(高さ7メートル、直径2メートル)三基が用意されます。
松明は松や杉の枝葉を詰め藤蔓で縛ったものですが、その結び方は独特です。
八時半に、合図とともに、護摩木の火を移した藁束を松明に投げ込んで点火されます。
参拝者からの唱名の声とともに、火は大きな柱となって吹き上がり、火の粉がはじけ、夜空を焦がさんばかりです。

近在の農家では、三基の松明をそれぞれ早稲(わせ)、中稲(なかて)、晩稲(おくて)に見立て、それぞれの燃え具合で、その年の米の豊凶を占いました。
やはり京都東山山麓の天台宗真正極楽寺の涅槃図は、江戸時代前期の画家海北友賢ほかの作です。
縦6,2メートル、横4,5メートルと大きなものです。
三井家の女性たちにより寄進されたといわれます。



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