あなたはこんなことありませんか?
すぐに親しい人…
たとえば家族・恋人に腹が立ってしまう…ということが。
恋人同士でとても喧嘩が多いカップルなどはあなたの周りにもいるかもしれません。
家族同士などは、喧嘩がエスカレートして最悪の場合、家族を身体的に傷つけてニュースになったりすることもあります。
実はこれには親しい人(家族・恋人etc)に対する怒りのメカニズムがあったのです。
今回はそんなお話です。
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なぜ親しい人(家族・恋人etc)に腹が立つのか?…
家族や恋人など身近な人と感情的なすれ違いが生じると、なぜ強い怒りを感じるのでしょうか。
意見が違う人と対立するのは珍しいことではありませんし、そんなとき、ほとんどの人はそれに対する違和感や怒りを抑えて接することができます。
なのに、身近にいる心を許した存在には、平気で怒りをぶつけ、そこから憎しみが生じることすらあるのです。
なぜなのでしょうか?…
そもそも怒りとは、どんなときに起こるものなのでしょうか?…
ウィーンの心理学者アドラーは、身近な人に対する怒りは、「自分自身が正しい」…
と思う感情から生まれると説いています。
名前:アルフレッド・アドラー
生年月日:1870年2月7日~1937年5月28日
職業:精神科医、心理学者
備考:個人心理学(アドラー心理学)を創始
自分の主張は正しい…
なのにわかってもらえない…
近親者に対して、こうした気持ちを抱くと、それは怒りに変わるのです。
その裏側には寂しさや悲しみがあります。
自分にとって愛する人、大切な存在の人にわかってもらえないのは、とても辛いことです。
その寂しさや悲しみが、怒りという感情を呼び起こしています。
「親だからこそ、理解して欲しい」…
「夫婦だからこそ、共感して欲しい」…
という望みが、その寂しさの裏には隠れています。
けれど、その望みをまっすぐ相手にぶつけて、拒否されてしまったら、なおさら傷ついてしまいます。
そこで人は自分の心を防衛するため、怒りという形に変えて感情を表しているのです。
もしあなたが誰か身近な人に怒りを感じたとき、または身近な人から怒りをぶつけられたときは、その裏にある本当の望みについて考えてみるといいかもしれません。
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