目次
一生懸命仕事をしているつもりなんだけど、どうしてもケアレスミスが多くなってしまう….と悩んでいませんか?
いくら頭が良くても仕事ができても、些細なケアレスミスが多いと、なかなか信頼して仕事を任せることができません。
ミスをしてしまったら、しっかり反省することは大切ですが、その後、同じ事を繰り返さないようにどうしていくか工夫する事が、最も大事な事となります。
そして、まわりから信頼され、安心して仕事を頼まれるような人になりましょう!
Sponsored Links
ケアレスミスをなくす方法を知り信頼される仕事ができる人になろう
大手電機メーカーの総務部に所属するAさんは、とくに大きなミスや失敗をやらかすことはないのだが、細かい失点が日常茶飯事。
「約束した時間に連絡するのを忘れる」「書類を作ると必ず何か数字の入力ミスがある」「外に出るとしょっちゅう忘れ物をして帰ってくる」「すれ違いざまに簡単な頼みごとをしても、覚えていたためしがない」など。
こんなシチュエーションに思いあたる節がある人はいないでしょうか。
Aさんの能力は決して低いわけではないので、大事にはいたらないからまだ大目に見られているが、何か大仕事を頼むのはちょっと怖くてはばかられます。
一方で、同期であるBさんは目立つところはないものの、堅実で間違いがない仕事ぶりに職場での信頼は厚い。
ほかの仕事にとりかかっている最中に頼まれたささいな用件でも、決して手を抜かず確実に処理してくれます。
その手腕は次第に評価を集め、今や大きなプロジェクトにも顔を出せるようになっています。
フラットな目で見た場合には、さほど能力に違いはありません。
しかし両者をわけるポイントは、やはりAさんの細々としたミスが生む信頼度の差。
この差を埋めるために、AさんはBさんのような綿密で確実な仕事のこなし方を身につけようとするが、いまいちどうすればいいのかがわかりません。
AさんがBさんのような信頼を勝ち取るために、細かいミスをなくすにはどうすれば良いのでしょうか。
小さなミスをするたびに「同じミスはくり返さない!」と反省する人は良いです。
しかし、根拠もないのに「小さいミスだから大したことはない」とか「上司の指示が悪かった」などと言い訳してしまう人は自分を変えるきっかけを失っています。
こういった心理を専門用語で「合理化」といいます。
合理化は、罪悪感や周囲の目からくるストレスをやわらげる心の働きで、決して悪いことではありません。
しかし、ミスを犯した直後に言い訳を考えてしまうくらい習慣化していては、ミスに対する罪悪感が徐々に薄れていく危険があります。
しかも、小さなミスが積もり積もって人物評価の差につながるとなれば、まずは小さなミスを生み出す、注意力のなさを直すことが先決です。
できる人は、何に対しても万全の注意力で臨んでいるわけではありません。
たとえば、ちょっとした頼まれごとをされた場合、必ず作業の手を止めてその場でちゃんとメモをとり目につくところに貼りつけておくという習慣づけをしている、といったようにです。
自分の注意の足りないところ、忘れっぽいところをさまざまな工夫でカバーしています。
一方、できない人は、そういった工夫を怠っています。
できない人から、できる人へ変身!
頼まれごとのような小さな用件だったら、すぐに片づけます。
すぐに片づけられなかったら、備忘録メモを作って、頼まれた時点で書き込み、そのメモを後でチェックした時点ですぐに片づけます。
この習慣さえ身につければ、「後回しにして忘れてしまった」というミスは防ぐことができます。また、小さなミスが起こりやすいのが、金額の計算、納品された商品の数の確認といったチェック作業。
これらは、「金額には必ずミスがある」「商品数には必ずミスがある」といった意識で取り組むことで、チェックに対する注意力がガゼン違ってきます。
「ミスはないだろう」という先入観をもって取り組んでいると、注意力が散漫になってミスが起こりやすくなるのです。
そのためにはあらかじめチェック項目を用意しておき、やり終えたら項目を消していく方法が効果的です。また、もともとズボラな性格の人は、どれだけミスが多いかを自分に把握させつつ、その「恥」の意識をもって自分を矯正する方法があります。
具体的な例としては、自分の犯したミスを書き出して、机の前やパソコンのモニタの隅などに大きく張り出すことです。
詳細なミスの経緯、その対策などを一つひとつ書き連ねてみると、その書くという行為がまた自分の意識を高めるショック療法としても作用してくれます。
誰だって自分のミスを大っぴらにするのは恥ずかしいものだが、その意識こそがミスの芽をつんでくれる最大の味方。
次に同じような作業をするときは、最初にその紙を見て「今からやる作業はこの点に注意しよう!」と自分に強く言い聞かせてみましょう。
これを習慣づければ、「どういう意識で臨めばミスが防げるか」が自然とわかってくるはずです。
ケアレスミスを防ぐ方法
●チェック作業にはチェック項目を用意して、「必ずミスがある」という張りつめた意識で取り組みましょう。
●ミスを書き出し、パソコンのモニタなどに大きく張り出しておきましょう。
この記事へのコメントはありません。