人とコミュニケーションをとる時、誰もが無意識に行っている相槌(あいづち)。
相槌に関してはあまり意識したことがない、という方も多いかもしれませんが、実は相槌はとても重要な仕草の一つで、心理的効果は絶大なものなのです。
そこで今回は、相槌(あいづち)の心理的効果についてご紹介したいと思います。
相槌(あいづち)の心理的効果は知っておいて損はナシ
普段の会話を盛り上げ、相手から話を引き出すテクニックとして、相槌(あいづち)は重要な仕草の一つです。
人から話を聞き出すことを飯のタネにしているベテランの取材記者ともなると、相手の性格や話の流れに応じて、十種類以上ものあいづちのバリエーションを持っているといいます。
たしかに「うん、うん」、「それで?」と、うまいタイミングで絶妙なあいづちを入れられると、気分が乗ってきて話す予定ではなかったことまでついしゃべってしまうこともあります。
取材記者やインタビュアーでなくとも、あいづちのうまい人は会話の流れを殺さず、気持ちよく人に話をさせる聞き上手、会話上手でしょう。
しかし、これもただむやみにあいづちを打てば良いというものではありません。
タイミングを無視したいい加減なものでは、返って会話の流れをせきとめ、話している相手を不快にさせてしまいます。
いちばん良くないのが、「うん、うん、うん」、「はい、はい、はい」などと3回以上くり返すあいづち…
やっている本人はそれで熱心に話を聞いているんだということを伝えたいのかもしれませんが、された側にしてみれば「もうわかった、わかった」という感じで早く話を切り上げろといわれているように感じます。
先の取材記者のように十何種類ものバリエーションを持つのは難しくても、
➀「はい、はい」「うん、うん」…「その話はわかります」と理解を示すあいづち
➁「そうですね」…「あなたの意見に同意します」と同意・賛成を示すあいづち
➂「なるほど」、「ははあ」…相手の意見に感心したときのあいづち
➃「それで?」…相手に話の続きを促すあいづち
➄「というのは?」…相手に説明や補足を求めるあいづち
などの5つくらいは、うまく使い分けたいものですね。
これらのあいづちをタイミングよく打てば、相手は気持ち良く話をしてくれるでしょう。
相槌(あいづち)の心理的効果は知っておいて損はナシなのです。
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