初対面の人には、できるだけ良い印象を与えたいものですよね。
人の印象は第一印象で決まる、とも耳にしたことがあるくらい最初の印象はとても大事です。
そこで今回は、どうすれば初対面の相手に好印象を与えることができるのか、そのテクニックをご紹介します。
初対面の人に会う機会がある時は、ぜひ実践してみてください!
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女性の初対面の相手に好印象を与える話し方のコツ
「人を見かけで判断してはいけない」とはいっても、現実には人間の内面の大部分は外見に表れてしまうものです。
自分のこれまでの経験に基づいて、まず外見や振る舞いなどの第一印象から相手を判断しようとするのはごく当然の行動です。
そんな中で気づかされるのは、自分をよりよく見せるのはビジネステクニックの一つだということです。
とくに飛び込みで担当者に気に入られることが成功への第一歩となる営業職や、外に向けてプレゼンする機会が多い企画職などでは、とても重要なスキルとなります。
しかもこのテクニックやスキルは、人によって明確な差が出てきます。
何度訪問しても名前を覚えてもらえないばかりか適当にあしらわれてしまう営業マンがいる一方で、2回目の訪問ですでに「おう、来たか」と歓迎される営業マンもいる世界…
この2人の間には大きな営業成績の隔たりができるのは当然でしょう。
しかし、こうしたセルフプロデュースのセンスは、本来ビジネスにだけ切り離して考えられる問題ではありません。
仕事でのセルフプロデュースがうまい人は恐らく学生時代から性別や年齢にかかわらず人気があったはずです。
極論すれば「人望」というもって生まれた素質にまでかかわってきます。
この「人望」の点で誰かに負けていると感じたことはないでしょうか。
セルフプロデュースというと、いかにもむずかしいテクニックのような気がします。
しかし、自分がいろんな立場の人と接するときのことを思い浮かべてみましょう。
たとえば友だち、恋人、両親、同僚、上司、取引先の担当者など相手によって接し方はどのように変化するでしょうか。
もちろん、友だちにも上司にも同じように接するという人は普通いないし、上司という同じくくりであっても苦手な上司と仲がいい上司とでは接し方が違っているはずです。
つまり、人は誰でも無意識のうちに相手に応じた自分を演ずるセルフプロデュース法を生まれながらにして心得ていることになります。
これを一種のゲームと考えてみましょう。
つまり恋人と接するときの自分で上司と接してみる…
あるいは両親と接するときの自分で上司と接してみる、とイメージするのです。
こうした「自分」の使い分けをイメージしてみれば、セルフプロデュースも意外に簡単であることがわかるでしょう。
無理に別の誰かを演じても必ずほころびが生じ、それは周囲の目に恐ろしく際立って異様に映ります。
しかし相手に応じて自分を使いわけるような自然体の感覚でなら、誰も「無理している」とは思いません。
まず、すでに自分の中で使いわけている「複数の自分」を引き出しとして、そこからTPOに応じて効果的なキャラクターをチョイスしてみます。
これがセルフプロデュースを仕切り直す第一歩です。
以上のことを踏まえて、実践的かつ即効性があるテクニックを紹介しましょう。
まず服装、髪型、そして女性ならメイク。
清潔感を保つのは大前提のルールとして、それ以上の冒険や自己主張はつねに諸刃の剣だと思ったほうが良いでしょう。
とくにファッションを通じたセルフプロデュースの経験が浅い人が、自分だけの思い込みで冒険すると間違いなく失敗します。
新しいイメージにチャレンジしたい人は、必ず周囲の意見をフィードバックすることを鉄則としましょう。
また立ち居振る舞いも重要なポイントです。
まず周囲で他人から好印象をもたれている人を観察してみましょう。
彼らは自分以外の人のことを常に念頭において行動しているはずです。
たとえば誰かが部屋に入ってきて自分の後ろを通るとき、ドアが開いた瞬間から無意識にイスを引いたりしているものです。
つまり常に他人の動きを時間差で予想し、先手を打つ。
これを意識的にくり返して体に覚え込ませれば、大きなアドバンテージとなります。
次に問われるのが、いうまでもなくコミュニケーション能力です。
相手に好印象を与えるか平凡な印象を与えるかは、自分の話し方・聞き方で決まるといっても良いです。
もちろん、打ち合わせの場での行動が与える印象も重要です。
しかし、極端に無作法な振る舞いでない限り、ビジネスの場で嫌悪感を生じさせるということは滅多にありません。
それに、行動で不快感を与えても、効果的な話し方・聞き方で印象を180度変えることさえ可能なのです。
そこでまず大切なのは、打ち合わせの場での自己紹介です。
初めて会う人に、「はじめまして。〇〇社営業部のAと申します。今後ともよろしくお願いいたします」
だけでは平凡な印象しか残りません。
そこで、本題に入る前の軽い会話の中で自分をさりげなくアピールすれば、それだけで印象がぐっと変わります。
たとえば、「御社に来る途中に△△というお店がありましたけど、アンコウ鍋のノボリが出ていましたね。先日上司に誘われて初めてアンコウ料理のお店に行ったんですが、もう美味しくて感動しました。△△の評判はどうなんですか」と自分の感動したエピソードを少しずつ入れてみましょう。
感動話はくどくなければ自分の印象を高める…
また相手も話に食いつきやすくなる格好の話題なのです。
ただ、いいすぎたり、くどくど話し続けたりするとうっとうしい印象を与えるので、あくまでも「少しずつ」という点に注意しましょう。
そして、打ち合わせの本題に入ったら、何かを話す際には、つねにその具体的なイメージをもって話しましょう。
それができれば、人前で話すのは初めての内容、あるいは自分では直接体験していない話の内容であっても、十分にリアリティや説得力をもたせることが可能になります。
イメージがより具体的であるほど、生々しく緊迫感のある話し方ができ、人の心を揺り動かせるというわけです。
たとえば、ある商品スペックを売り込み先の担当者に説明することになったとしましょう。
仕様を書いてある資料を提示して、それをなぞるような説明をするだけでは相手にイメージは伝わりません。
しかし、「本体色の青はこのコップの色に近いですね」「大きさは名刺二枚分くらいです」といった相手にイメージを与えるような会話を心がけるのです。
そうすれば単に数字や記号を声に出して聞かせればいいという事務的な次元を超えて、相手に商品イメージを植えつけたいというモチベーションも生まれてきます。
このように話を展開すれば、おのずとその話者の印象は相手の心に刻みつけられるものです。
相手に好印象を与える話し方
●会話の中に自分の感動話をさりげなく入れましょう。
●イメージをできるだけ具体的に伝えましょう。
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