世界遺産である「平泉(中尊寺)」をご存知でしょうか。
岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗東北大本山の寺院…
平安時代末期に栄えた奥州藤原氏の本拠地だったところとして知られる平泉(中尊寺)。
当時この地は、平安京についで人口の多い都市として栄えました。
今でも当時の繁栄ぶりを中尊寺や毛越寺などの遺跡からうかがい知ることができます。
この地を霊的に見れば、平泉というのは自分と外界との純然たる区別と調整をする場所と見ることができます。
人間の胸腺は、いわゆる免疫と関係していて、自分の身体にとって有益ではない外界のものを取り去っていく作用を持っています。
反対に自分の身体にとって害とならないものには一切攻撃をしません。
このように二つの力を調整して取り入れていくような力をこの神域は持っています。
歴史的に見れば、まだ朝廷の力がそれほど強くなかったときに、平泉は東北地方と朝廷の権力の調整場所として機能していました。
それが奥州藤原氏が繁栄した理由のひとつなのです。
また、奥州藤原氏は、兄の頼朝から追われた源義経をかくまいました。
これもある意味で、二つの調整点として働いた形のあらわれと見ることができます。
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中尊寺金色堂のご本尊
この神域にあるのは神社ではなく仏閣です。
中尊寺金色堂のご本尊は阿弥陀如来様で、過去、現在、未来を完全に観て、極楽浄土に繋ぐ気質を持っています。
金色堂に参った際には、ぜひ阿弥陀如来様の意識に心を合わせて参拝しましょう。
さらにそこから足を伸ばして他の所に行くのであれば、観音院を訪れ観音様と意識を結ぶのもよいでしょう。
観音様は、音を観ると書きますが、これはあらゆるものごとを的確に観察する力という意味を持っています。
的確にいろいろなものごとの働きを観察します。
そして、必要でないものは捨てて、必要なものは取り入れる明確な判断をする力を観音様は与えてくれます。
たとえば、人生で結婚したい相手が2人あらわれてどちらを選んでよいのか迷ったとき、あるいは会社の内定を2社からもらってどちらに就職したらいいのか迷ったときなどに、その中で自分にどれが一番有効か、気づきと大きな変化をもたらしてくれます。
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