ラッキーセブン(lucky seven)という言葉を聞いた人はたくさんいるかと思います。
これは「7」という数字が、は幸運の数字であるとする…
主に英語圏を中心とする西洋的な思想なのです。
日常で「7」という数字に遭遇した時…例えば、レシートの合計金額が777円だったり、待ち順が7番目だったりすると、心なしか、「ラッキー!」と思ったことはありませんか?
ではなぜ「7」という数字はラッキーナンバーとして取り扱われているのでしょうか。
元は野球が起源とも言われる、アメリカの野球の試合に置いて、7回目の攻撃で打った球が強風でホームランになったことに由来するとされています。
ここではなぜか特別扱いされるラッキーナンバー「7」に関して、考察してみたいと思います。
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なぜ「7」はラッキーナンバーとして特別扱いされるのか?
ラッキーセブンという言葉に代表されるように、「7」という数字は昔から神聖なものが宿ると考えられてきました。
「素晴らしき数学世界」というベストセラーを著したアレックス・ベロスがネット上で好きな数字を調査したところ、圧倒的に7が高い得票を得ました。
その理由としては、「地球以外の太陽系の惑星の数(水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星)だから」、「一週間の日にちの数だから」、「魔法の力を感じるから」などといったことが挙げられています。
7は洋の東西を問わず人気ですが、どちらかというと西洋より東洋の方が、より「7」という数字を重んじ、幸運の数と考える傾向が強いようです。
仏教では、仏の教えを信奉する信者を7つに分け「七衆・しちしゅ」と呼び、人間の持つ七つの感情を「七情(しちじょう・喜怒哀楽愛悪欲)」といいます。
日本においても、大黒天・恵比寿などの「七福神」、東大寺・興福寺などの「南都七大寺」、正月七日に食べる「七草粥(ななくさがゆ)」など、「7」でまとめて一つのくくりとするものがたくさんあります。
なぜ、「7」を特別な数字とみなすのでしょうか?
かつて暦は月の運行を基準として決められていました。
月は7日ごとに、その様相を変化させていきます。
細い三日月から7日たつと半月(上弦の月)となり、さらに7日たつと満月になります。
また7日たつと半月(下弦の月)になり、それから7日で真っ暗な新月です。
昔の人は、このような月の変化で時をとらえ、暦を作っていたのです。
7日ごとに様相を変える自然の大きな摂理…
そこから「7」を特別な数字とする考えが生まれました。
赤ちゃんが誕生すると7日目に「お七夜」を祝い、人が亡くなったときも初7日、四十九日など7日を単位として法要を行います。
このようなことからも「7」には、やはり数字の魔力があるのかもしれません。
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