占いと言えば、どんなものを思い浮かべますか?
スピリチュアル、占星術、タロット、九星、四柱推命、八卦などなど…様々なものがあります。
しかし私たちの生活の中で最もポピュラーな占いと言えば「血液型占い」ではないでしょうか。
女性同士や飲み会などでもよく話題になります。
血液型占いは根拠ないと言われますが、それでも気になるし、楽しいものです。
この理由はどんなところにあるのでしょうか?
Sponsored Links
血液型占い…根拠ないけど楽しい理由とは?
日本人は占いが大好きな民族です。
毎朝テレビの占いをチェックしてから出勤する人が多いのは、あなたのまわりだけではありません。
とりわけ血液型占いは、飲み会や合コンなどでも定番のネタでもありますね。
けれど、何型と何型は相性がいい、なんてトークを耳にするたびに、「それってホント?」と疑問を抱く向きも決して少なくないはずです。
ちょっと検索してみれば、「科学的な根拠はない」という記述がいくつも見つかるように、みんな迷信とわかっていながらも楽しんでいるフシがあります。
最もメジャーなABO式血液型は、赤血球表面の抗原の種類によって判定されるもの…
つまり、脳内の分泌物を左右するような要素はなく、血液型が人格に影響するということはやはり考えにくいものなのです。
ちなみに一説によると、血液型占いの起源は、1916年に医師によって血液型と気質の関連性が研究されたことにあるとのこと…
戦時下には軍により、兵隊としての適性を血液型から判断しようという研究もされたようですが、明確な成果は得られなかったと言います。
また血液型占いが支持されるのは、日本や韓国、台湾くらいとも聞きます。
では、なぜ日本ではこれほどまでに血液型による性格分類が根づいているのでしょうか?
ひとつには、社会的な”刷り込み“があると思われます。
日本人は基本的には「A型だからこう」、あなたはO型だからこうよね」といった定義付けが、当たり前のように共有されやすい環境で育っています。
ですから時には「私はB型寄りのO型だから…」なんて自己解釈まで普通に成立してしまうのです。
その他にも自分だけに当てはまる正確なものだと誤解させるコールド・リーディングがうまく使用されていたり、確証バイアス(仮説・信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視・集めようとしない傾向のこと)が影響しているとも言います。
なお、血液型の判定法には他にも、「Rh式血液型」や「HLA型」など様々あります。
ABO式だけが人格判定に使えるというのは、やはりおかしいのでは…
とはいえお医者さんの間でも血液型占いが好きな方が多いのだとか。
医学的根拠はないと知りながらも、その日の運勢と照らし合わせて一喜一憂させ、人を惹きつけてやまない不思議な魅力を備えていることだけは間違いないでよう。
血液型占いは星座占い同様、一種のゲームとして楽しむのが良いかもしれません。
根拠がない、またははっきりしていない…
だからこそ血液型占いには謎の魅力があるのかもしれませんね。
この記事へのコメントはありません。