「自分の反応は選ぶことができます。しかし、その結果起こることはコントロールできません。」
と、言った人がいます。
何かに対しどのような反応をするかは自分次第ですが、その反応の結果どんなことが起こるかまではコントロールできません。
それを知ることは、「混乱したストレス状態」から脱し、「落ち着いた生活」を送るための大切な教訓といえるでしょう。
つまり、ほんの少し見方を変えれば、それによって大きなドアが開くことがあるということです。
見方を変えるのは自分自身であり、自分以外の誰でもないということを知れば、心が安らぐはずです。
結局、人は自分のやりたいことをするだけです。
それをコントロールすることはできません。
事態は常に変化します。
それもコントロールすることはできません。
同じように、さまざまな機関や団体が思った通りにうまく機能することなど滅多にありません。
それをコントロールすることはできないのです。
ありがたいことに、人生は自分の思い描いた予定表の通りに進むことは決してありません。
そんなことは不可能なのですから。
しかし、「コントロールできないこと」に対して、どう反応するかは、私たち次第です。
そして、最初に自分がどう反応したかに対して、次はどう反応するかを決めるのも私たち自身なのです。
アイルランドには次のようなことわざがあります。
「決してさくらんぼを豚に与えるな。決して馬鹿にはアドバイスするな。」
さくらんぼを豚に与えるのが良いかどうかは、良くわかりません…
仮にそんなことをしたらどうなるのでしょうか?
さくらんぼは豚には贅沢すぎるのでしょうか?
豚は病気になるのでしょうか?
種も全部飲みこんでしまうのでしょうか?
種を消化できるのでしょうか?
こういったことが気にはなりますが…
しかし、人間に対するアドバイスについては、ある程度のことはわかります。
もっとも確かなことは、アドバイスを受け入れない馬鹿よりも馬鹿なのは、馬鹿にアドバイスをしようとしている人だということです。
突き詰めて考えてみれば、本当に知ることができるのは自分のことだけです。
また、変えることができるのも自分自身だけなのです。
私たちは、自分の経験や意見を他人と分かちあうことができます。
また、学んだことも分かち合うことができます。
しかし、そのあとは彼ら次第なのです。
トラブルが生じるのは、彼らがその情報をどうするかを自分でコントロールしようとするからなのです。
何をするにしても、その結果どんなことが起こるかコントロールすることはできません。
それは、私たちの努力の範囲外のことです。
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