こんな話をご存知でしょうか?
3人の漁師が、海で魚が捕れなくなったことを悩んでいました。
そこで3人は悩んだ挙げ句、それぞれこのように決めました。
「仕方ない。もう一度、海に出よう。」
「ワシは危険を覚悟で、近海ではなく遠洋まで漁に出る。」
「この辺りには川が多いから、海ではなく川で釣りをして、川魚を捕ろう。」
その結果、海で魚を捕ることにこだわらなかった3人目の漁師だけが、川魚をたくさん捕ることで、生計を立てることができました。
これは、中国の古い逸話です。
この昔話が教えてくれるのは、視点を大きく変えることの大切さです。
何か問題に直面すると、大抵の人は、目先のちまちました方法論にばかり目を奪われ、まったく別の視点から物事を考えられなくなりがちです。
でも、大きく視線をずらして、見る角度を変えてみると、問題のまったく別の原因が見えてくるものです。
例えば、「どうにも最近、書類整理の仕事がはかどらず、時間がかかって困っている」…
というとき、整理法を変えたり効率化を図ったりするのもいいですが、思いきって人に頼むとか、古い書類は捨ててしまうとか、あるいはパソコンを最新機種に変えてみるというのはどうでしょうか?
「他にも可能性があるのでは?」…
「他にも何か方法があるはず」…
何が突破口を見つけ出したいときには、そう考えて、まったく別の可能性を求めてみてください。
迷いの森から抜けだしたとあなたはきっと幸運を導くカギを手にしているはずです。
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