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人の表情には様々な心理が読み取れたりするもの…
目や口の動き、時には眉毛の動きでさえよく観察すると、相手の心理がよくわかります。
その中でも今回は「口もと」に注目してみましょう。
特に笑顔の人の「口もと」を見ると、その人の心理状態が読み取れることがあるのです。
それではさっそく見ていきましょう!
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笑顔の人の口もとを見ると心理状態が読み取れる?
「口もと」がいちばんよく動くのが「笑っているとき」です。
人は楽しいときやおかしいときに笑うものだと思いがちですが、動物の世界では笑いはもともと歯をむき出す威嚇の表情だったと解釈されています。
また、チンパンジーなどは、相手に歯をむき出して見せるのは服従のしるしであってその意味するところは大きく異なります。
実際、人間の世界でも「笑い」は単純に楽しいから笑うというだけではなく、「嘲笑(ちょうしょう)」、「微笑」、「失笑」、「高笑い」、「苦笑い」、「含み笑い」など、いろいろなパターンがあります。
この笑いから人の性格を判断することができるのです。
いつもニコニコしている人
小さな子どもやかわいい動物を前にすると、誰でもつい頬がゆるんでしまうものです。
相手をかわいい、いとおしいと思う気持ちが、微笑みになって表われるのでしょう。
それは相手が小さい子どもや動物で、自分に害を与えず、恐怖心を感じさせないという安心感があるからこその微笑みです。
そういう意味では、誰の前でもニコニコと微笑んでいられる人は、優しい、温和というだけでなく、多少のことには動じない…
どっしりとした強さがある人です。
いつもニコニコしている人が、人から好かれるのは、ただ親しみやすいという以外に、頼りがいがある、安心感を抱かせる人柄だからではないでしょうか。
「プロの微笑」といわれるものがあります。
主に看護師が患者に向けて見せる表情のことですが、これは患者の不安をやわらげてくれるものです。
口元に薄ら笑いを浮かべている人
先述のニコニコと笑っている人とは違い、他人をバカにしたような薄ら笑いを浮かべる人がいます。
マンガなどではズル賢い悪党タイプとして描かれますが、実社会ではそうともいいきれないでしょう。
ただ、世の中を斜に構えて見ている人が多いということはいえるかもしれません。
他人のことを小バカにするというより、むしろ「自分なんかがムキになって頑張ってもたかが知れている」と感じている…
虚無的なタイプだと思います。
豪快に笑う人
大口を開けてハハッと笑う人は、一見、豪快な性格の人に見えますが、心の中は必ずしも、そうとは限らないのです。
とくに自分がジョークをいって、誰よりも先に自分が「ガハハッ」と笑っている人は、無意識のうちに、「みんな、もっと楽しくやろうよ。」というメッセージを送っているのであり、周りにとても気を使っています。
深読みすれば、周りの人の気持ちが気になるタイプで、重苦しい空気には耐えられない人…
しかし、これも一歩間違うと、その気遣いが空回りして、「ひとりだけバカみたいに笑って、おめでたい人」と思われ、浮いた存在になってしまいます。
初対面のときに、人を印象づけるのは、やはり笑顔…
顔を合わせたときに、相手が「いつもニコニコしている人」のような笑顔を見せてくれたら、それだけで安心できるでしょう。
ただし、だからといって、義務感でつくり笑いをしても、表情のどこかに「硬さ」が残り、うまくいかないもの…
「プロの微笑」と違って「素人の微笑」は相手を緊張させますから、難しいのですね。
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