学生で受験を控えている時、絶対に合格できるようにと、お守りを買ったことはありませんか?
もしくは好きな人と付き合いたいという気持ちを込めて、縁結びのお守りを買ったことがある女性は多いのではないでしょうか?
不思議と、お守りは持っているだけでなんだか守られているような、強くなったような気がします。
このお守りを持っていれば、きっと合格できるぞ!
このお守りが、私と彼をきっと結びつけてくれるはず!そんな気持ちになります。
でも実際のところ、そんな気分になっているだけで、本当に効果なんてあるの?
今回はそんなお守りや、御祓いに注目して見ました。
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お守りって本当に効果あるの?
お守りや御祓いというのは、「自分の心の拠り所」を与えてくれるものなのです。
お守りを持っていると、人はそれだけで何となく安心しますよね。
自分の心が落ち着いたり、安らいだりする。それがとても大事。
お守りがあるからきっとうまくいく、きっと守ってくださる、そういう気持ちがプラスのエネルギーを生み出すのです。
お守りは自分に自信や安心感を持たせるためのものですから、自分が信じているものなら、どんな種類のものでもかまいません。
パワーストーンのブレスレットをつけることで落ち着く人もいれば、母親からもらった腕時計をしていれば安心するという人もいるでしょう。
毎朝、必ずシャワーを浴びるとか、靴は右足から履くというような自分にとってのジンクスも一種のお守りと同じ。
恋人からもらった指輪は絶対にはずさないとか、ラベンダーの香りをかぐと安眠できるとか、そういったことでも十分です。
何も神社やお寺で特別に祈祷してもらったお守りでなくても、信じる気持ちさえあればちゃんと効果があります。
要は、どういうことをすれば、自分の心がちゃんと安定して落ち着くのか、それを認識すること。
それがお守りの基本です。
では、祈祷してもらうことは、意味のないことなのでしょうか。
そんなことはもちろんありません。
日本人にとって昔から神社やお寺という場所は、庶民の「心の拠り所」です。
手を合わせれば、それだけで安心して落ち着くし、神様や仏様がパワーを与えてくださるような気持ちになれます。
昔は五穀豊穣が何よりの幸せでしたから、天候が一番の心配事。
穀物の出来は、「自然」という人間の力ではどうにもならないものによって大きく影響されるわけですから、もう神頼みするしかなかったのです。
だから雨乞いをしたり、豊作の祈祷をしたりする習慣が生まれるようになりました。
そういうところから、お守りや御祓いといった文化が日本の風土に根付いてきたわけです。
ですから、御祓いしてもらうことで心が安定し、「御祓いしてもらったんだから大丈夫」と強く信じることができるなら、きっとプラスの効果が生まれることでしょう。
ただ、ここで誤解してほしくないことは、お守りさえ持っていれば、御祓いさえすれば、必ず幸せになれる、願いが叶うということではありません。
心の拠り所が見つかると、人間というのは不思議なもので安心します。
だから、意欲が出てきたり、努力ができたり、火事場の底力のようなものが湧き出たりするのです。
そんな前向きなエネルギーが、周囲の人の協力や援助を引き出すきっかけになることもあります。
そうして運勢が好転していくのです。
「お守りや御祓いを信じる」ということは、つまり「他力本願になりすぎず、安心を得て、自分の力で前向きに頑張る」ということ。
神様の心を動かせるかどうかは、あなた次第。
そこだけは誤解しないでください。
そして、お守りや御祓いは、自分の持っている力や、まだ眠っている可能性を目覚めさせるきっかけをつくりだしてくれるかもしれません。
それが、成功へと結びつくのです。
あなたの「心の拠り所」となるお守りは、何でしょうか?
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