あなたは、輪廻転生は本当にあると思いますか?
輪廻転生とは、転生輪廻(てんしょうりんね)とも言い、死んであの世に還った霊魂(魂)が、この世に何度も生まれ変わってくることを言います。
小さい頃からよく、もし死んで生まれ変わったらまた人間になりたいなとか、蟻にはなりたくないなあ、など言っていませんでしたか?
大人になってからも、自分の人生を不幸なものだと感じた時、死んで新しく生まれ変わり、今度は幸せな人生を送りたい・・・などと思う時はありますよね。
では、輪廻転生とは本当にあるのかどうか、見ていきましょう。
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輪廻転生は本当にあるのか?
輪廻転生は、確かにあるといえるでしょう。
ただ、輪廻転生の本来の意味を勘違いしている人が、意外と多いと思います。
その誤解を解いていきましょう。
この世(現世)は「苦の娑婆(しゃば)」と言って、苦労を課せられ、魂の修行をする場です。
なぜなら、この世というのは、親にさえ殺されてしまうことがあるような、とても危険な場所なのです。
生まれることは、死ぬことよりもずっと怖い。
だから「苦の娑婆」なのです。
では、なぜ、この世で修行をするのでしょうか。
それは「あの世」、つまり亡くなったあとの世界で神の審判を受けるときのために、現世で苦しい修行を積むわけです。
現世で一生懸命努力し、心を清め、善を積んだ人は、あの世では魂のレベルが高いと評価されます。
そして、ここが肝心なのですが、魂のレベルが高くなればなるほど、「苦の娑婆」である現世には生まれ変わらなくなります。
なぜなら、あの世は楽園だからです。
現世より、あの世のほうがずっと素晴らしく、楽しい。
魂のレベルが高くなれば、その楽園である天国に長く留まり、安らかな暮らしを送ることができるのです。
ところが、生まれ変わる人というのは、あの世の入り口で、魂の修行がまだまだ足りないと判断された人。
もう一度、現世に戻って修行を積んできなさいと、神様から審判を下されて、生まれ変わってくるのです。
このように、現世で魂の修行を怠けた人は、何度でも生まれ変わり、「苦の娑婆」を経験することになります。
ですから、この世で行いが悪い人は、楽園である天国を体験することなどできません。
すぐさま現世に生まれ変わって、またつらい修行を積まなければならないのです。
こう考えると、生まれ変わることが決して幸福なことではないということが、おわかりになると思います。
今の人生が不幸なことばかりで、ちっともいい人生ではないからといって、生まれ変わって来世に期待するというのは、ちょっと違いますよね。
でも、そう考えている人が、とても多いような気がします。
生まれ変わったらもっとハッピーな人生が待っているかもしれない…
そう思うのは、一種の「逃げ」です。
「早く生まれ変わりたい」と思うのは、それだけ今の人生を精一杯生きていない証拠です。
現世で与えられた試練を、真正面から受け止め、努力して精神を磨く。
それができなければ、生まれ変わったとしても同じこと…
必ず募はついてまわるのです。
生まれ変わらなくてもすむように、今生で精進し、しっかりと魂を磨く。
そして楽園の天国で、自由に楽しく暮らす。
それが魂の理想的な終着点です。
ぜひそこを目指し、努力し、今の人生を存分に最後まで生ききってください。
それが最大の幸せなのです。
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