常に時間に追われている人、いますよね?
特にビジネスマンが忙しいのは通説のようですし、働きながらお子様を抱えた主婦の方だって「時間との勝負!」という方も多いのではないでしょうか。
同じ「忙しい」でも、忙しさとうまく付き合っている人はいいのですが、そうではない人がいます。
そうではない人というのは、忙しさが負担となり、ストレスを抱えてしまっているケースです。
「忙しくてやる事が山ほどあるんだから、そりゃストレスも溜まるよ!」という声が聞こえてきそうですが、実はそうのような人は妄想によって自らが自分自身を苦しめていたのです…
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やることが多すぎてパニックになる人は自分自身の妄想がそうさせている?!
このストレス社会の世の中、毎日を忙しく過ごしている人は多いのではないでしょうか。
そして「忙しい、忙しい」としょっちゅう口にする人もいますが、忙しいこと自体は、別にいいことでもありませんし、決して悪いことでもありません。
大切なのは、その「忙しさ」がどんな種類のものなのかを考えることです。
常日頃「自分は忙しい」と感じている人は、どのタイプの「忙しさ」なのかをぜひ一度考えてみてください。
まずは、「忙しい、忙しい」と周囲に対して自慢げにいうタイプの人…。
意外かもしれませんが、これはとりあえず問題ありません。
たしかに聞いているほうはうんざりするかもしれません。
しかし、忙しいことがその人の満足、充足につながっているなら、それはそれでハッピーなのです。
「忙しい、忙しい」といいながら、充実した日々を送れるなら、まったく問題ありません。
問題はもう一つのタイプです。
忙しいことがストレスになってしまっている人です…。
もしあなたの忙しさがこの「ストレス型」の場合、忙しさについて少し学ばなければならないかもしれません。
そもそも私たちはどんなときに「忙しい」と思い、ストレスを感じるのでしょうか。
そのメカニズムを解明してみましょう。
人は一つの仕事だけに従事しているとき、たいていあまり忙しいとは感じません。
なぜなのか…
それはどんなに大変な仕事でも、集中してやれていれば、ストレスを感じる暇もないからです。
では、どんなときに忙しいと感じるのでしょうか。
それは、Aという仕事をやっているときに「Bもやらなきゃ、Cもやらなきゃ」と同時に思うこと。
そんな状態に陥ったとき、人は「忙しい」と感じ、強烈なストレスを受けてしまうのです。
きっと、誰にでも思い当たるふしがあるのではないでしょうか。
このタイプの人は、妄想ばかりが膨らんで、まったく現実が見えていないのです。
そもそも時間というものは、何をやっていても(何もやっていなくても)普通に過ぎていくものです。
一生懸命仕事をしていても、ぼんやり妄想していても、同じだけ時間は過ぎていきます。
時間とは、常に同じスピードで、淡々と過ぎていくものだからです。
そして、その時間という枠の中でできることは初めから決まっています。
一時間で何ができるか、一分間で何ができるかは、もともと決まっているのです。
ところが、妄想にとらわれている人はこの前提がわかっていません。
「TO DOリスト」を眺めては「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と勝手に考え、焦って、悩んでしまう…。
現実的にはどうしたって無理なのに、妄想だけを勝手に膨らませて「やらなきゃ、やらなきゃ」と気ばかりが焦ってしまうのです。
これこそがストレスの原因です。
要するに、現実と妄想を切り分ける能力がないのです。
冷静かつ現実的に考えれば、一つの時間にできることは1つしかありません。
その時間にAという仕事を乗せるか、Bという仕事を乗せるかは自分で選ぶしかありません。
どうやっても両方は乗せられません。
結局は優先順位をつけるということですが、その際に大事なのは、「1つの時間には、1つのものしか乗せられない」と徹底して割り切ることが必要です。
A.B.Cという3つの仕事をやらなくてはいけないと焦っても、1つの時間には1つの仕事しかできません。
本当の意味で優先順位をつけるには「この時間に、それ以外の仕事はできない」という理解と覚悟がどうしても必要なのです。
なかには、「どうしても、この時間にAとBとCの仕事をしなくちゃいけないときには、どうしたらいいのか?」と思う人もいるでしょう。
仕事をしていると、どうしてもそんな場面に直面してしまうのでしょう。
そのケースなら、最優先の仕事1個だけをこなし、他の仕事はなかったことにします。
乱暴なように感じるかもしれませんが、「どうしても、やらなきゃいけないんです」と嘆いたところで、現実的に無理なのですから仕方がありません。
「忙しい、忙しい」といってストレスを抱え込む人ほど、できないことをやろうとしています。
まさに、現実と妄想の区別がついていないのです。
忙しさにストレスを感じる人は、何よりもまず「自分の妄想」と「現実」をはっきり区別する覚悟を持つべきです。
いくら妄想を膨らませても、決まった時間にできる仕事は限られています。
こんなときには、「すべてやらなくてはいけない」という考えでストレスを溜めるよりも、冷静に現実を受け入れましょう。
そしてそれ以上の仕事量があるとしたら、そもそもその配分が間違っているので、そこから考え直すべきなのではないでしょうか。
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