ラピスラズリは、エジプトやメキシコなどさまざまな古代文明で、「神聖な石」として儀式に用いられてきた世界最古の霊石(パワーストーン)の1つです。
古代エジプトでは、最高のパワーを秘めた石として、黄金に匹敵するほどの価値を与えられました。
ツタンカーメン王の黄金の棺(ひつぎ)にはめ込まれていたことからも、特別視されていたことがうかがわれます。
ラピスはラテン語で「石(パワーストーン)」、ラズリはアラビア語で「青」または「空」を意味しています。
青の中に、金や白の含有物をちりばめたその姿を、ローマ帝国の官吏で博物学者であったプリニウスは「夜空」と呼びました。
日本名は「瑠璃」…
仏教では、瑠璃色は浄土の色であり、悟りの世界を表しています。
東洋、酉洋を問わず天空を象徴し、神々の無限の力を宿した幸運の石とされてきたようです。
この石にはさまざまな薬効もあるといわれ、内服薬として使用された歴史があります。
心身の病を癒し、正しい判断力を与えるともいわれてきました。
誤った考え方を矯正し、危険を回避して、幸福に導く石として珍重されたのです。
人生は決断の連続です。
たとえば、「こうした方がいい」と直感しても、理屈をつけて自分の直感を退けてしまい、あえて困難な道を選択してしまう場合もあります。
この石はそうした迷いを取り払い、進むべき道を真っすぐに照らし出します。
直感力を高めたり、潜在能力を引き出したいときは手に握ったり、ペンダントにして身につけるといいでしょう。
ヒーリング力や治癒力を高めたいときには、左手にこの石の指輪をしたり、お守りにして持ち歩くと効果的です。
持ち主に危険が迫っているときや、健康を害しているときに色が曇ったりすることがあります。
危難が去り、健康が回復すると元に戻ります。
石のパワーが落ちているようなときは、器に天然塩を盛った上に置いたり、クリスタル·クラスターの上に載せてください。
このラピスラズリを持ち歩いたり身につける際には、アロマペンダントにジャスミン、またはローズかパインを2~3滴入れて携帯し、ときどき香りを嗅ぐと、心身が癒されます。
心があたたかになり、元気が出て、向上心も強まります。
ハンカチに香りを1滴落としてもいいでしょう。
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