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秋田県横手市で行われる水神様を守る小正月の行事として知られる雪まつり…
ここでは450年も続く「横手かまくら祭り」の歴史やアクセス(駐車場)などについてご紹介したいと思います。
祭事名:横手かまくら祭り
開催場所:秋田県横手市「横手市役所本庁舎道路公園」、「二葉町かまくら通り」、「羽黒町武家屋敷通り」、「横手公園」他
期間:2018年2月15日(木)~16日(金)
※横手の雪まつりは2月14日(水)~2月17日(土)
お問い合わせ:横手市商工観光部観光おもてなし課
TEL:0182-33-7111
雪まつり主な日程
ぼんでん唄コンクール:2月4日(日)
かまくら撮影会:2月14日(水)
450年の伝統・かまくら:2月15日(木)、16日(金)
ぼんでんコンクール:2月16日(金)
ぼんでん奉納(旭岡山神社梵天奉納祭):2月17日(土)
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「横手かまくら祭り」のアクセス(駐車場)
「450年の伝統・横手のかまくら」は、横手市役所本庁舎前道路公園、横手公園、二葉町かまくら通り、羽黒町武家屋敷通り、よこてイーストで開催され、広範囲になります。
そのため下記のような有料駐車場も利用できるかと思います。
駐車場名:ほていやパーキング
住所:秋田県横手市前郷一番町
横手市役所までの距離:344m(徒歩4分)
収容台数:4台
料金:300円(1:00-17:00)※予約制
駐車場名:タイムズ横手駅前町
住所:秋田県横手市駅前町2-10
横手市役所までの距離:624m(徒歩7分)
収容台数:18台
料金:
200円/60分(00:00-24:00)
※駐車後12時間・最大料金300円
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2017年「横手かまくら祭り」の歴史
暖かい光の漏れるかまくらの中から「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」と声がします。
子どもたちが道行く人々を招き入れているのです。
呼ばれるままになかに入り、まずは水神様にお賽銭をあげます。
すると、お餅や甘酒が振る舞われるので、おいしくいただき会話を楽しみます。
こうした一連の流れと、子どもたちとのふれあいが「横手かまくら」の醍醐味です。
横手市のかまくらは、450年の歴史があるといわれており、武家の人々が雪でつくった竈のなかに、門松やしめ縄などを入れて燃やし、一年の無事を祈った左義長。
商人たちが井戸のそばに雪穴を作り、水神様を祀って商売繁盛を願った行事です。
そして、子どもたちが積もった雪に穴を開けて遊んだ雪遊びなどが一体となり現在のような形になったとされています。
明治初期まではそれほど知られた行事ではなかったが、1936年に秋田県を訪れたドイツ人建築家のブルーノ·タウトが、その美しさに感動して記した「日本美の再発見」によって、一躍世界に名を轟かせることになりました。
しかしその後、交通量の増加によって規制が入り、かまくらの数は年々減少しています。
これを危惧した人々によって1971年、「ミニかまくらづくり運動」が起こり、交通の邪魔にならない、小さなかまくらが大量につくられるようになりました。
ちなみに、ミニかまくらの中には、願いごとを書いたメモが入れられています。
子どもたちとのふれあいが醍醐味と前述したが、ブルーノを感動させた見た目の美しさも忘れてはいけません。
かまくらから漏れる光によって浮かび上がる全体像は実に幻想的です。
さらに、ミニかまくらのなかにもろうそくの火がともされ、ゆるゆると揺れる炎が広場一面を埋め尽くす風景は、寒さを忘れてしばらく立ち尽くしてしまうほどです。
祭りの日には、横手城もライトアップされ、かまくらの背後にたたずむ城の姿が、よりいっそう神秘的な世界へと誘います。
開催期間中は市内に100個ほどのかまくらがつくられ、まず見た目で人々を魅了し、そしてなかに入ると、おいしいお菓子と、愉快な会話でもう一度魅了してくれるのです。
なお、かまくらは夜の行事だが、同時期には、横手市のもうひとつの名物である「ぽんでん」が開催されています。
こちらも、270年の伝統を誇る小正月行事で、そろいの半纏を着た若者たちがホラ貝を吹き鳴らし、鮮やかなぼんでんをわれ先にと旭岡山神社へ奉納します。
本殿前で繰り広げられる、激しい押し合いは見ごたえ十分です。
暖かなかまくらの中でふれあいを楽しんでみてはいかがですか。
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