仕事を選ぶ際、その仕事を「やりたい」か「やりたくないか」で選んでいる人は多いのではないでしょうか。
仕事は自分自身を満足させるもの…
もちろんそのような考えで自分のやりたい仕事をし、その仕事のプロとして立派に仕事をこなしている!という自信のある方は、素晴らしい事だと思います。
その仕事はきっとあなたに向いている、と言えるでしょう。
しかし、いくらやりたい仕事であっても誰しもがその仕事が向いている…
とは限りません。
仕事は自分自身を満足させるものであってもいいと思いますが、それは二の次で、決して忘れてはならないのが、仕事とは、「社会のために」何かすることである…
ということなのです。
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仕事選びは「向き・不向き」で選ぶべし?!
何に対しても、人にはそれぞれ向き・不向きがあります。
いくらその仕事をやりたい!と思っていても向いていない可能性もありますし、逆におもしろくないと感じていても、その仕事があなたに向いていることもあるでしょう。
あなたの気持ちは、向き不向きとは関係のないところにあるのです。
そこが難しいところでもありますよね。
でも、この仕事は自分に向いているのか、向いていないのか?…
それ自体があまりよくわからない、という方もいらっしゃると思います。
そこでここでは、「向き・不向き」について、簡単な見分け方を紹介しましょう。
その仕事をやっていること自体は楽しいんだけれど、なんとなく苦しいと感じる…
あるいは、周囲の人に認められるほど成果を上げることができない…
これは残念ながら、「才能がない」状態です。
つまり「向いていない」と言えます。
一方、そんなにおもしろくはないんだけど、淡々と続けることができる…
それなりに成果も上げられる…
これはまさに「才能がある」状態です。
要するに「向いている」のです。
仕事を選ぶ際にはどうしても「やりたいか、やりたくないか」、「楽しいか、楽しくないか」という視点で考えてしまう気持ちはわかります…
しかし、「目の前の仕事を淡々と継続することができるか」、「相応に評価されているか」という違う視点で、シビアに検証してみてください。
仕事とは本来「相手のため、社会のため」にすることですから、やはり「才能がある状態」でやらなければなりません。
「こんな仕事がやりたいんだ」という熱い気持ちは素晴らしいですが、そこでいくら望んでも、才能がなければやはりダメなのです。
実は仕事というのは、本人が「ちょっとおもしろくないな」と思っているくらいのところで、才能が発揮されていることが多いのです。
才能のある分野で働いていると、それほど苦労しなくても淡々とできてしまうのです。
しかし、たいていの人は、「簡単にできてしまうこと」をあまりおもしろがりません。
できないことをやるからこそ、「これはおもしろい」、「これができるようになりたい」と思うわけです。
例えば、「タレントや歌手になって、テレビに出たい」と思っている人は大勢いますが、実際にテレビで活躍している人は、「たまたま街を歩いていて、スカウトされたんです。別にこんな仕事をしたいとは思っていませんでした」という人が多いのではないでしょうか。
世の中、そういうものなのです。
「その仕事がやりたいのか、やりたくないのか」ではなく、シビアな目で「才能があるのか、ないのか」を考えてみてください。
どんなにやりたい仕事でも、憧れている仕事でも、才能がないとなかなか続けることはできません。
無理やり才能のない分野で仕事をしていると、結局はストレスが溜まり、精神的に苦しくなってくるからです。
反対に、才能のある分野で仕事をしていると、淡々と物事を進めることができます。
それがたとえ、あなたにとってつまらないと思っている仕事でも、周囲はそこに価値を認め、必要としてくれるものなのです。
結局は「あなたの能力を社会が買ってくれるかどうか」が、仕事として成立するか否かの分かれ目となります。
仕事とは社会のためにやるものです。
残念なお話ですが、そこにあなたの好き嫌いはまったく介在しないのが現実です。
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