アメリカで行われた40組のカップルを対象にした親密度実験によると、マジックミラー越しに女性が他の男性と楽しく話している姿を彼氏に見せたとき、彼氏の体温と脈の速さが通常時の1.7倍に上昇したことが確認されました。
また違う実験では女性が彼氏の体に密着し、60分間、彼のことを根掘り葉掘り聞くことを繰り返すと、彼氏の体温と脈の速さが通常時の1.6倍に上昇したのです。
この場合、体温や脈拍が上がった原因は、心理ストレスを受けたせいだと考えられます。
この2つの実験を行ったあと、カップル同士の体の密着度や距離、会話の量を通常のカップルと比べると、親密度が実に約4割下がったという結果が出ています。
このように、男性は彼女から相手にされなくても、また、かまわれすぎても、ストレスを感じ、嫌気がさしてしまうものです。
ですから、女性はバランスをとって接する必要があります。
このバランスを意識することを心理術では「サーモスタット効果」といいます。
サーモスタットとは温度の自動調節装置のことで、水槽の中の温度を常に一定にすると、魚が生き長らえることに由来しています。
男性に対しては冷たすぎても、気持ちが熱すぎてもダメなのです。
とはいえ、女性のみなさんは、大好きな彼への対応なので冷たいことよりも、熱がこもりすぎていないかを意識してください。
好きだからいつもそばにいて欲しい、なんでもやってあげたいと思っていませんか?
そんな女性は、彼にとって「手に入った」存在です。
男性は手に入った女性にはありがたみを感じませんし、その存在すら日頃は忘れてしまいます。
まるで当たり前にある空気のように…
男性が追いたくなるのは「手に入りそうで入らない」絶妙な距離にいる女性です。
彼のことをかまいすぎてきた女性は、男友達に連絡して、彼に少しヤキモチを妬かせてもいいでしょう。
女性が男性への束縛を続けていけばいくほど、また、嫉妬深く彼の動向を気にすればするほど、彼との関係は破局を迎える可能性が高まります。
ほぼ9割の男性が浮気、または別れを切り出すようになります。
また、男性が女性とのつき合いを継続させたい場合も、サーモスタット効果は同じように働きます。
女性の場合は特に「近接の要因」という心理が働きます。
これは物理的距離が近いほど心理的距離も近くなるというもの…
つまり、彼女との仲を長続きさせたいのであれば、できるだけそばにいてあげることです。
芸能人の場合、離婚会見では「価値観が違う」という離婚理由を説明することが多いように思います。
しかし、価値観が違うというのはあくまでも言い訳であり、本当は生活のすれ違いから、女性のそばに彼がいないことで寂しかったり、女性自身の存在意義がわからなくなったりすることが主な原因でしょう。
男性は仕事があり忙しいのはわかりますが、仕事が終わったら、さっさと彼女のもとに駆けつけて、一緒に過ごすことが一番です。
なお、一緒に過ごせないときには、電話やメールでも、彼女に寄り添う効果はあるものの、ベストは物理的距離を近づけることです。
このことは心に留めておいてください。
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