こんなことはありませんか?
「ふられたときに、悲しい歌にひたりながら涙を流すと、気持ちがサッパリ」…
「失恋したら、仲よしの友人といっしょに、カラオケでロックをガンガン歌いまくるとスッキリ」…
こういう人が多いかもしれません。
どちらの場合も、心理学で使われる音楽療法と同じ効果があるのです。
失恋したときに悲しい歌にひたって気持ちがサッパリするのは、同調効果です。
共感することで気持ちが癒されていくのです。
逆に普段出さない大きな声で明るい歌を歌って、気分が晴れるのは、気持ちを解き放つことができるからなのです。
これも、音楽療法の一種です。
音は波のように強くなったり弱くなったり、大きくなったり小さくなったりしながら、人間の耳に響きます…
この音の揺れをゆらぎといいます。
音楽の癒し効果の秘密は、まさにここにあるのです。
ゆらぎの波動はf(周波数)という記号で表わされ、人の生体リズムや自然界には、1/fというゆらぎがあるとされています。
人の心臓の鼓動、川のせせらぎや虫の声などにも1/fがあります。
音と生体リズムとの振動が共鳴すると、美しいと感じ、癒されるのです。
精神医療で使われる音楽療法も、音楽の持つ力意大限に利用して、心や体を健康にしていきます。
受動的に音楽を聴くことや楽器を演奏したり、歌を歌うなど能動的に関わることで、患者の自由な自己表現を促す治療法の一つなのです。
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