アメシスト(amethyst)は「紫水晶(むらさきずいしょう)」とも呼ばれる美しい紫色のクリスタルです。
ギリシャ語のアメテュストス(酒に酔わない)が語源とされています。
古代ローマでは、アメジストで作った杯でお酒を楽しんだという逸話があり、人生の悪酔いから身を守ると信じられてきました。
キリスト教では、「司教の石」として尊ばれ、宗教儀式の際に用いられてきたようです。
ギリシャ神話によると、この石は美少女の化身とされています。
酒神バッカスが酔いの戯れで、最初に出会った人間をピューマに襲わせようとしていたとき、月の女神の女官アメジストが通りかかりました。
それに気づいた月の女神は、アメジストを純白の水晶に変えたのです。
酔いから覚めたバッカスが罪を懺悔して、その水晶に極上の葡萄酒を注ぐと、石はたちまちスミレ色に染まりました。
この神話のゆえに、アメジストには魔よけの力があるとされたのでしょう。
この石は感情の嵐を鎮め、不純物を取り除く作用を持っています。
精神的に落ち込んだり、心に迷いがあると、正しい決断ができず、自ら前進を妨げることになってしまいます。
そんなときにこの石を用いると、心に平和をもたらし、行く手を照らし出します。
また、インスピレーションを与えてくれる石でもあります。
第六感を高めるには、第三の眼に当てたり、頭の上にかざすと効果を発揮するようです。
創造性を高めたいときは、アクセサリーとして身につけてください。
恋を呼び寄せたいときには、お守りにして持ち歩くと、理想的な異性との出会いが訪れるともいわれています。
不眠に陥ったときには、枕もとに置いておくと安眠へと誘うでパワーストーンなのです。
また浄化の際は、清水で清めるか、天然塩を溶かした水に浸けておくと効果的です。
それでもパワーが戻らないときは、2~3週間、天然塩の中に埋めておくと、石の力が蘇るでしょう。
直射日光を当てると変色しやすいので、日当たりのいい場所は避けてください。
この石を第三の眼に当てるときはクラリセージ、レモンをフットバスに用いるといいでしょう。
頭脳が明晰になり、創造性も高まります。
気分をリフレッシュしたいときは、フェンネルかジュニパーをプラスするといいでしょう。
浄化力を強めます。
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