目次
山形県は米沢市、名君上杉鷹山を祀る松岬神社の春の例大祭「米沢上杉まつり」をご存知でしょうか?
ここでは米沢に春の訪れを告げる一大祭…
「米沢上杉まつり」をご紹介したいと思います。
祭事名:米沢上杉まつり
開催日時:2018年4月29日(日・祝)~5月3日(木・祝)
住所:上杉神社周辺、松川河川敷緑地公園(山形県米沢市丸の内1丁目地内など)
電話:0238-22-9607 ※米沢観光コンベンション協会内
アクセス:JT「米沢」駅、バス10分「上杉神社前」下車、徒歩5分
駐車場について
米沢上杉まつりでは、会場には駐車場がありません。
ですので、下記のような臨時無料駐車場や有料駐車場を利用しましょう。
※無料(1000台)
米沢市役所駐車場(4月29日、5月2・3日のみ)
臨時駐車場(5月2・3日のみ)
※有料
駐車場名:タイムズ東京第一ホテル米沢
住所:山形県米沢市中央1-13
収容台数:71台
通常料金:30分/100円(10:00~20:00)、60分/100円(20:00~10:00)
駐車場名:タイムズ米沢中央
住所:山形県米沢市中央1-12
収容台数:58台
通常料金:30分/100円(08:00~20:00)、60分/100円(20:00~10:00) ※最大料金500円
駐車場名:よねざわグランド/パーキング
住所:山形県米沢市中央1丁目11-10
収容台数:40台
通常料金:1時間毎150円、8時間以上24時間まで1200円
Sponsored Links
2017年・米沢上杉まつりの概要
ゴールデンウィークの米沢は桜も見ごろとなり、この春の訪れとともに開催されるのが「米沢上杉まつり」です。
ここでいう上杉とはもちろん、戦国時代の武将・上杉謙信を祖とし、江戸時代の米沢藩を治めた上杉家のことです。
名前:上杉 謙信(うえすぎ けんしん)
生年月日:享禄3年1月21日(1530年2月18日)~天正6年3月13日(1578年4月19日)
職業:戦国時代の越後国(現在の新潟県上越市)の武将・戦国大名
別名:平三(仮名)、宗心(臨済宗での名前)、越後の龍、越後の虎、聖将、軍神(渾名)
市内には上杉謙信を祀(まつ)る上杉神社のほか、上杉鷹山(ようざん)や上杉景勝(かげかつ)、直江兼続(なおえかねつぐ)などを祀る松岬(まつがさき)神社があり、これらの春の大祭が米沢上杉まつりという一大イベントになっています。
米沢市民の上杉家を敬愛する心は強く、戦前は「県社(上杉神社)のまつり」とか「城下のまつり」などと呼ばれ、従業員の公休日にもなっていたそうです。
このころの祭りの中心は神輿渡御(みこしとぎょ)でしたが、大正末期には先祖伝来の甲冑(かっちゅう)を身にまとった行列が現れます。
戦争による中断を経て戦後に復活すると、この甲冑行列はやがて仮装行列となり、上杉まつりは県内有数のイベントに発展しました。
こうした時代仮装は現在にも強く影響しており、米沢上杉まつりの大きな見どころにもなっています。
初日の開幕祭は、華々しいパレードでスタートするが、市内の舞踊グループや企業、学校などから数千人におよぶ踊り手が練り歩き、そのあとに続くのが米沢時代行列となるのです。
これは平安時代から現代まで、米沢の偉人や米沢に縁のある人物の扮装(ふんそう)で構成される行列で、まさに歩く時代絵巻です。
また、祭りの4日目夕方に催される「武締式(ぶていしき)」は、上杉謙信が出陣前に必ず行なった儀式を忠実に再現したものでもあります。
日が沈むにつれて、かがり火の炎が周囲を赤く染めていく中、軍神を招くための儀式がおごそかに執り行なわれる様子は一見の価値があります。
明けて5日目は、「米沢上杉まつり」のメインイベントとも呼べる日です。
まず、午前中には、市内の目抜き通りを神輿渡御とともに「上杉行列」が練り歩きます。
こちらは、かつての甲冑行列を元にしたもので、勇壮なる上杉軍団と華やかな神輿渡御という豪華な催しとなっており、祭りの盛り上がりはいよいよピークを迎えます。
さらにその日の午後は、松川河川敷会場で催されるのが「川中島合戦」です。
川中島の合戦とは、1561年に上杉謙信と武田信玄が激突し、戦国時代最大級の死闘といわれました。
その戦いを再現すべく、武者姿に扮した総勢700人が両軍に分かれ、大立ち回りを演じます。
上杉謙信が単騎で武田軍本陣へ斬り込む名場面もあり、歴史ファンならずとも、息をのむ大迫力です。
5日間にわたる祭りの規模もさることながら、こういった歴史的スケールの大きさも、米沢上杉まつりの魅力の一つ…
観光の際には、まるで過去にタイムスリップしたかのような感覚を味わえることでしょう。
ぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
この記事へのコメントはありません。