一説には「相手をほめたり、相手の発言を肯定する会話が、否定的な会話の5倍以上あるカップルはうまくいく」…
という話があります。
とは言え、会話するたびに計算しているわけにはいきませんよね。
それに、付き合いはじめの頃は、相手の趣味や嗜好についていくことができず、どのような意見を言ったらいいのかわからない場合も多いはずです。
こんなときは無理に意見を言わず、ただ相手の話に耳を傾けながらうなずきと相づちを打っているだけで充分なのです。
心理学者のマタラゾが行なった実験によると、「うんうん」とうなずいただけで、80%以上のしゃべり手が発言量を1.5倍に増やしたそうです。
これは、しゃべり手が「私の意見に賛成してくれている」、「私のことを認めてくれている」と感じるために生じる現象です。
ただし、相手の気持ちをよくするためには、タイミングよく相づちを打つ必要があります。
たとえば、相手が息継ぎをしたり視線を向けてきたときなど、動きに変化があったときがベストタイミングなのです。
逆にやってはいけないのが、相手の言葉にかぶせて相づちを打つこと…
このような相づを打つと「その話は早く切り上げてほしい」、「もうたくさん」という正反対の印象を与えることになります。
また、うなずきは連続2回までにしておくこと…
3回以上続けると、否定の印象を相手に与えてしまいます。
相手に「あなたの意見に共感しています」と伝えたい場合は、言葉を繰り返すといいでしょう。
たとえば「今年は花粉が多くて辛かったんです」と相手が言った場合には、「そうですね、花粉が多くて辛かったですね」と言います。
また、相手と同時に口を開いてしまった場合には、必ず「どうぞ」と譲ること。
人は他人の話を聞くよりも、自分で話すことを好む傾向があるためです。
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