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「奈良の大仏」の作り方とは?

平城京に都が置かれた奈良時代…
聖武天皇の命によって造られたのが、盧遮那仏(るしゃなぶつ)、いわゆる「奈良の大仏」でした。
この「奈良の大仏」は、高さ約15メートル、重さ約250トンもの大きさがあります。

当時なぜ、これほど大きな仏様を造ったのでしょうか?…
それは、貴族や僧の権力争い、干ばつや飢饉(ききん)、天然痘(てんねんとう)の流行などで疲弊した世の中を仏の力によって鎮めようとしたからだといわれています。

聖武天皇が政治の中心にすえた華厳経(けごんきょう)は、毘盧遮那(びるしゃな)と呼ばれる大きな仏様を本尊としています。
この毘盧遮那仏の巨大な姿を実際に目に見える形に示すことによって、すべての人々の苦しみを救おうとしたのです。

しかし、どのようにして、この巨大な仏像を造ったのでしょうか?…
その造り方を解説してみましょう。

まず、突き固めた土台の上に木と竹で骨組みを造り、その上から土と石を塗り固め、大仏の原型を造ります。
その表面を粘土で型取りし、外型とします。

その後いったん外型をはずし、原型を5~6センチ削り取って、もう一度外型をかぶせます。
そして空いた隙間に銅を流し込んでいくのです。

言葉で説明すると、意外と簡単なようですが、なにしろ巨大なものですから一筋縄ではいきません…
当時は上下八段に分け、一段目に銅を流し込んだら、盛り土をして二段目に流し込むといった具合に順々に仕上げられていきました。
この銅の流し込み作業だけで、まる2年、着工以来9年の歳月をかけて奈良の大仏は完成したのです。

当初、大仏様は金メッキが施され、まばゆく光り輝いていたといいます。
しかし、平安時代と戦国時代に戦火に巻き込まれて焼け落ちてしまいました。
現在、私たちが目にしているのは、鎌倉時代と江戸時代に修復されたものです。

頭は江戸時代、体の大部分は鎌倉時代に補修されたものですが、台座、脇腹、両腕から垂れ下がる袖などに一部、建立した天平時代(てんぴょうじだい)のものが残っています。

ちなみに、鎌倉の大仏は当初、木製の大仏でした。
ところが、台風によって倒壊してしまい、その後、青銅製の大仏が鋳造(ちゅうぞう)されました。

奈良の大仏とほぼ同じ方法で造られたといいます。
ただ、誰によって造られたかがよくわかっていません。
鎌倉中期に、僧・浄光が人々から寄付金を集めて完成にこぎつけたという記録が残っているだけなのです。



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