ライフスタイル

キリスト教における「ヤハウェの神」とは?

キリスト教(および、その源流となったユダヤ教)で神とされる「ヤハウェ」は、もとは中東のシナイ山で信仰されていた火山の神であり、戦争の神であったと考えられています。
それが次第にユダヤ民族の神となっていき、世界や人間を創造し、万物を司る唯一全能の神と見なされるようになっていきました。

ユダヤ民族の文字であるヘブライ語でヤハウェは「YHWH」と表記され、この四文字は「神聖四文字(テトラグラマトン)」と呼ばれています。
しかし聖書の中に「神の名をみだりに唱えてはいけない」と記されているため、ユダヤ民族はヤハウェのことを「アドナイ(我が主)」とだけ呼びました。

これを引き継ぎ、キリスト教でもヤハウェは、基本的には「神」や「主」とだけ呼ばれています。
ちなみに、キリスト教・ユダヤ教の神をエホバと呼ぶこともありますが、これはユダヤ民族が世界に散らばっていった過程で、次第に「YHWH」の正確な読み方がわからなくなり、誤読されるようになった結果生まれた呼び方なのです。

ところで、ヤハウェはユダヤ教においては、気まぐれで残酷であり、ときに人間に罰を与える恐ろしい神として認識されていました。
人類を大洪水で滅ぼそうとした「ノアの方舟」の逸話は、その典型的な例です。

しかしキリスト教では、ヤハウェは慈愛によって人々を救う神と見なされています。
ここにも、「愛の宗教」であるキリスト教の特徴が現われているといえるでしょう。



関連記事

  1. イスラム教における「五行」の意味とは?
  2. iPS細胞とキリスト教の微妙な関係とは?
  3. 「AB型×乙女(おとめ)座」男性の取り扱い説明書
  4. キリストの墓は「インド」にある?!
  5. 夢に「穴」が出てきた時の夢占いの意味とは?
  6. 東方正教会と偶像崇拝について…
  7. 心や体の浄化に効果的な朝夜にすべきこととは?
  8. 「13」が縁起が悪い理由などなかった?!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ

幸運を呼び込む人の考え方を昔話から考えてみる

あなたは何かを始める前に「こうなったらどうしよう…」、「ああなったらどうしよう……

パワーストーン「グリーントルマリン」の効果や浄化方法

「グリーントルマリン」は、ピンクトルマリン と同じく、帯電作用を持つ「電気石」に属しています。ト…

生年月日から占う「秋山成勲」と「SHIHO」の結婚と離婚

総合格闘家の秋山 成勲(あきやま よしひろ)(42)さん…ファッションモデルのSHIHO(しほ)…

あなたは相手の気持ちがわかる人ですか?

人とのコミュニケーションが必要不可欠であるこの世の中、あなたはどれだけ相手の気持ちを理解できる能力を…

心の狭い人の悲しさ・豊かな心を持つ事の素晴らしさ

「知識」だけがやたらにあって、心が狭い人に会うと、とても残念に感じます。そして、自分自身も表面上…

月別アーカイブ

2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
Sponsored Links

おすすめ記事

  1. 靴でバレる…男女の性格とは?
  2. 予定がないと不安になる「スケジュール依存症候群」について
  3. 天国に行ける人・行けない人の3つの大きなの違い
  4. 女が自分磨きをする方法(メンタル編)
  5. 相手に「イエス」と言わせる心理テクニックとは?
Sponsored Links
PAGE TOP