ご存知でしょうか。
実は普段の「所作」や「動作」にも、エネルギーの良し悪しがあります。
エネルギーの良い所作とは、間違っても、力がありあまった乱暴な子どものような、ギャーギャーと騒がしいものではありません。
食器をガチャンと置いたり、廊下や階段をドタバタ歩いたり、いちいち大きな音をたてるのはエネルギーの状態を悪化させます。
そんなドタバタした所作をくり返している人は、たいていドタバタした人生をおくっています。
ドアを「バタン!」と閉めるような人も同じです。
救急車やパトカーなどのサイレンを耳にして、気分が良くなる人はいません。
それは心の平安を崩してしまう音だからです
足音やドアを閉める音も同じです。
たてる必要のないムダな音、思わず不快になるイヤな音は、それだけでエネルギーレベルを下げてしまいます。
言葉には言霊があるように、音には音霊があります。
悪い言葉、不吉な言葉がマイナスエネルギーを生んでしまうように、イヤな音、不快な音もエネルギーの状態を乱して悪化させてしまうのです。
エネルギーの高い所作とは、静かでおだやかなしぐさということ…
階段の上り下りや廊下を歩くときに、ドタバタ足音をたてたりしないようにしましょう。
ドアはバタンと勢いよく閉めるのではなく、最後まで丁寧にそっと閉めるようにします。
コーヒーカップやお茶碗をテーブルに置くときなども気をつけましょう。
もともと日本人の所作や動作は、ふすまの開け閉めやお茶の出し方などからわかるように、細やかなところまで気を遣っていました。
それは和室や着物といった日本文化を反映したものでもありました。
洋式の生活が普通になりましたが、美しい所作や動作は残していきたいものです。
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