「最近、太ってきたかも…」
カフェやレストランにいると、どこかで誰かが口にしていそうなセリフです。
人の体型を話題にしないのは、社会生活の暗黙のルールですが、自分で自分の体型をよく話題にもち出す人がいたりしますよね?
こういう人は、実は自分の体型が他人からどう思われているか、気になってしかたのないタイプとみていいでしょう。
まあ、他人の目を気にすることは、多かれ少なかれ誰にでもあることですが、体型を話題にする…
という場合には、その相手が同性か異性かでちょっと話が違ってきます。
まず、同性が相手の場合…
「わたしって、もうちょっと痩せなくちゃだわ」
「ううん、何言ってるの!ぜんぜんオーケーじゃない」
「そ、そうかしら?」
これは、誰にでもある「自己確証」という心理です。
つまり、人は誰でも自分で思っている自分のイメージを、相手の言葉で確認したいと思うものなのです。
「自分の体型は悪くない」と思っていれば、相手からも、そう言ってもらって安心したい…
しかし、「私ってナイスバディーでしょう?」などと、正面切ってきくことはできません。
そこで、「もっと痩せなくちゃ」などと言ってみるわけだなのです。
だから、こういう人には間違っても、
「うん、そうね、もう少し痩せた方が、かわいいかもね」
などといってはいけませんよ。
異性が相手の場合も同じようなものなのですが、微妙に差があります。
どうみても、痩せている女性が甘いものを食べながら、
「どうしよう、こんなの食べたら、また太っちゃう」
などと言ってみるのは、単純にそういうことを気にしている女性の方がかわいいと判断されると思っているからです。
もちろん、「今のままで十分痩せているじゃないか」といって欲しいと思っていることは、言うまでもありません。
それが証拠に、そういう女性に男性が、
「キミが嫌がると思って、今日はダイエットメニュー、デザート無しにしたよ」
などといっても、きっと喜んではくれないはずです。
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