子育てとは本当に大変なことです。
多くの親は、子供の成長のために、身も心を削って毎日を頑張られていることでしょう。
しかし、無意識に子供に対して矛盾したことを言っていることはありませんか?
最近子供があまりしゃべらない、人の話を聞かなくなった、などでお悩みの方は、一度過去の子供に対する自分の接し方を思い出してみませんか?
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子供がしゃべらないなどの原因として確かめてみてほしいこととは?!
子どもは常にあなたに愛されようと必死に努力しています。
あなたが矛盾したことを言うとどうしたらいいかわからなくなり、人間不信に陥り、最悪の場合、やがて自我が崩壊してしまいます。
「◯◯君、こっちへおいで。だっこしてあげるから」
公園で砂遊びをしていた◯◯君は喜んで立ち上がりました。
そのときちょうど電話が鳴りました。
あなたの友人からの電話です。
近付いてきた◯◯君に対し、あなたはつい「後にして」とぞんざいに言ってしまいます。
それを聞いた◯◯君はダブル・バインド状況に陥ってしまいます。
ダブル・バインドとは二重拘束ともいい、矛盾した2つのメッセージを同時に送られることをいいます。
「おいで」と言われて来たのに「後にして」と拒絶された◯◯君は、どうしたらしいのかわからなくなってしまうのです。
このダブル・バインド理論を唱えた人類学者ベイトソンは、親からダブル・バインドメッセージを受け続けた子どもは人間関係に不信感を持ち、最悪の場合、自我が崩壊してしまうこともあると警告しています。
ダブル・バインドの状況に置かれた人は、
①しゃべらなくなる。
②相手の話を聞かなくなる。
③その場から逃げ出す
という3つの反応を示します。
もし、子どもがそのような反応を示したら、自分の言っていることに矛盾がないかぜひ確かめてみてください。
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