スピリチュアルと関連の深い宗教への理解を深めるには、開祖について知ることが近道です。
誰もがご存知であるイエス・キリスト….
ここではキリスト教の開祖イエス・キリストの出生地と幼少期についてお話したいと思います。
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イエスキリストの出生地と幼少期
イエスはユダヤの地(現在のイスラエル)がローマ帝国に支配されていた紀元前4年ごろに誕生します。
天使ガブリエルのお告げにより、母マリアが処女のままさもったとされる「処女懐胎」は有名ですね。
当時、マリアは大工ヨセフとの結婚を控えていました。
本来なら不義姦通(ふぎかんつう)を公表し、婚約を破棄するところですが、聖霊によって宿されたといわれたら、ヨセフも納得するしかありません。
2人はナザレという町で結婚生活をはじめたのです。
時を同じくして、ローマ皇帝の命により人口調査が行なわれます。
夫婦そろってヨセフの出生地ベツレヘムに行く必要が生じ、マリアはその旅先でイエスを生みます。
ユダヤの民に信仰されていたユダヤ教には、イスラエルの救済者(メシア)はベツレヘムで生まれるという伝承がありました。
ローマ帝国の支配からの解放を願う人々は、メシアの出現を今か今かと待っていたため、「神の子」が誕生したという噂はまたたくまに広まります。
一方、ローマ帝国からこの地を任されていたヘロデ大王はメシア抹殺をはかり、ベツレヘムとその近郊に住む2歳以下の男児をひとり残らず殺すよう命じます。
ところが、ヨセフ一家は、すでにエジプトへと逃れていました。
ヨセフの夢の中に天使が現われ、身の危険を知らせたというのです。
その後、一家はしばらくエジプトに滞在しましたが、ヘロデ大王が亡くなるとナザレに戻りました。
イエスは、その地で少年期を過ごすことになります。
たいへん聡明な子だったらしく、ユダヤ教の預言書や律法に精通していったのも、ちょうどナザレにいた頃だったのではないかといわれているのです。
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