記憶力って子供から大人になっても付いて回る問題ですよね。
勉強ができる子は、記憶力が良くて、テストでいつも良い点数を取っている。
記憶力がいい人は、仕事においても活躍し、上司に一目置かれている。
勉強や仕事以外にも生きていると、至る所で記憶は役に立ったりします。
そんな記憶力をもっと高められたら最高ですよね。
ここでは記憶の仕組み、長時間とどまる記憶力を身に付ける方法をご紹介します。
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記憶力を高める方法とは?
カラオケに行ったとき、こんな経験をしたことはありませんか?
「昔の歌はスラスラと歌えるのに、最近の曲となると、歌詞テロップにかじりつかなくちゃならない。昨日憶えた歌詞なのに、なぜ思い出せないの・・?」
記憶とは、じつに不可思議なはかり知れないものです。
心理学の分野においても、昔から記憶についての研究は盛んに行われてきました。
冒頭の例について簡単に説明しましょう。
私たちが物事を記憶するには、一定の順番があります。
たとえば、
晴れた日の空を見上げて・・・♪
という歌詞を記憶しようとしたとしましょう。
まず、頭の中では感覚貯蔵という作業が行われます。
これは、歌詞を意味のあるものとしてとらえるのではなく「は」「れ」「た」「ひ」「の」・・・・というように、ひとつひとつの文字を視覚情報として脳のなかにインプットする作業です。
これを次の段階で一時的な記憶、短期記憶にしていきます。
これは、バラバラのこれらの文字を、意味のあるものとして認識するために行われるもので、「この文は、どんな意味のことが書いてあるのか」を認知するために必要な瞬間的な記憶です。
この短期記憶はふつう、15〜30秒くらいで消えてしまうのですが、もしこれを長期間とどまる記憶に変えたいのであれば、この間に何度も繰り返して憶えることが必要なのです。
これはリハーサル効果とよばれますが、この作業をすることで、短期記憶は私たちが実際に「憶えた」と感じられる長期記憶になるのです。
「感覚貯蔵」一つ一つの文字を視覚情報としてインプットする。
⇩
「短期記憶」バラバラのこれらの文字を、意味のあるものとして認識する。
⇩
「長期記憶」短期記憶を何度も繰り返して覚える。
最近、記憶力が衰えているな、と感じている方はぜひ試してみてください。
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