心配性な性格は、どうしてもマイナスのイメージの方が強い感じがします。
心配性な人の中には、何かを始める前から不安や恐怖に押しつぶされてしまい、行動に移せない、尻込みしてしまう….という方がいます。
そのような性格だと確かにマイナスとなってしまいます。
しかし心配性って考え方を変えるだけで、実はとてつもないパワーになるのです。
心配性が故に、大きなことを成し遂げ、成功するというがたくさんいるのです。
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不安や恐怖をポジティブなエネルギーに変えよう
もちろん、心配性な性格が人生にプラスに働くこともあります。
まず、「動機づけ」を高めてくれます。
「よし! やるぞ!」という気持ちの原動力には、不安な気持ちが役立ちます。
恐怖や不安は、行動の起爆剤になりえます。
つまり、「将来への漠然とした不安を解消するために行動しよう」という気持ちになるのです。
落第したくないという気持ちを、学業達成のための原動力にするのです。
落ちぶれたくないという気持ちをバネにして、どんどん仕事をします。
家庭が崩壊した夫婦の悲惨さを心配して、パートナーや子どもに愛情を注いであげることだって、できるはずです。
このように、ポジティブな結果を手にするために、不安のエネルギーをうまく利用すれば良いのです。
心配ばかりして何の行動も起こさないからダメなのです。
自分の「いいところ」を引き出せる人というのは、不安や恐怖といった感情を行動力に昇華していけます。
これが習慣になれば、心配性である事は欠点でなくなりむしろ「行動的な人」という評価を受けるのに役立つはずです。
「もしこうなると、悲惨だ……だからダメなんだ」という思考だけの心配性になってはいけないのです。
もっと行動的に、「もし、こうなると大変な目に遭う……だからこそ、それを避けるためにできることをしよう!」と考えるべきです。
不安にとらわれやすい性格を、根本的に変えるのは難しいです。
そして、全く不安のない人生というのもありえないのです。
しかし、その不安のエネルギーを、不毛な思考の遊びから、行動のための原動力に向け直すことは可能です。
心配性のマイナス面を小さくして、プラス面を大きくすれば、それはもう欠点ではなく立派な長所です。
歴史上の偉人たちは、不安や恐怖を上手に昇華して、ポジティブ·エネルギーに転換していった天才です。
立派な文学作品を書いたり、優れた作曲をしたり、科学的な大発見を成し遂げたり、ベンチャービジネスで大成した人など、枚挙にいとまがありません。
そういう人たちを見習えば良いのです。
どんなに怖くて足がすくみそうになっても行動するとき、それを「勇気」といいます。
勇気を出して行動を起こすことにより、不安をコントロールすれば良いのです。
不思議なもので、積極的に行動していれば、不安もなくなっていくばかりか、その不安をどんどんポジティブなエネルギーへと変えることができるのです。
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