目次
乳房組織に発生する癌腫である「乳がん」…
乳がんは世界中で良く見られる癌(がん)で、ヨーロッパでは女性のおよそ10%が一生涯の間に乳癌罹患する機会があると言われています。
日本でも乳がんが増加しており、2016年には9万人の日本人女性が乳がんにかかると予測されました。
乳がんで亡くなる女性は2013年には1万3000人を超え、35年前と比べて3倍以上にもなっています。
厚生労働省が発表した人口動態統計では、2016年の乳がんによる死亡数は14,015人[確定数(女性)]と残念ながら増加し続けています。
女性の30歳から64歳では、乳がんが死亡原因のトップとなっているそうです。
最近、とくに乳癌(にゅうがん)になった芸能人や有名人の話を耳にします。
そのため多くの研究がなされ、統計的に乳癌になりやすい場所と食べ物なども発覚しているそうです。
これは言わば統計学…
占星術や四柱推命などと同じなのです。
Sponsored Links
乳癌になりやすい場所
乳がんになりやすい場所は、脇に近い乳房の外側上部で約50%、内側上部で20%を占めており、上部だけでも70%を占めています。
続いて外側下部10%、内側下部5%、乳首15%が乳がんになりやすい場所という結果がでています。
乳がんの元となるしこりは、もともと抑えても痛みがなく、大きさは1センチ程度のもので盛り上がっています。
また、えくぼのようなくぼみがある場合があります。
自分で早期発見する方法としては、円を描くように触ってみることや、鏡の前にたって左右のバランスやゆがみがないかを確認すること、陥没、発疹がないかを観察します。
腕を上に上げた時に、引っ張られて痛い感覚がないかもみてみましょう。
乳首から分泌物がでていないかも確認してください。
また、乳首にただれや湿疹ができる乳がんの一種、パジェット病や乳房の皮膚が夏ミカンの皮のように厚くなって赤くなる炎症性の乳がんもまれにあります。
Sponsored Links
乳癌になりやすい食べ物
私たちの食生活がとても豊かになり、食事内容が欧米化してきたことで、コレステロールの高い動物性脂肪を幼少期から多く身体に取り入れています。
その中でもヨーグルトや牛乳といった乳製品は、動物性脂肪を多く含んでいるので、その一因として考えられています。
妊娠した牛から搾られている牛乳には大量の女性ホルモンと黄体ホルモンが含まれています。
また、脂を多く含んだ肉は、飽和脂肪酸と呼ばれるものを多く含んでいて、乳がんになりやすい食べ物として報告されています。
欧米10カ国の年齢20〜70代女性で、飽和脂肪酸を多くとっている人は、少なくとっている女性よりも、乳がんになっている比率が28%も多かったという結果がミラノ国立がん研究所で出ています。
高カロリーで高脂肪な、バターやチーズ、アイスクリームには多くの中性脂肪が含まれており、女性ホルモンであるエストロゲンが多く作られてしまいます。
それにより、乳がんの発症に関わっていると考えられているのです。
Sponsored Links
乳癌になりやすい年齢
30代後半から一気に発症率が上がり、40代後半が一番ピークで乳癌なりやすい年齢と報告されています。
30代は、ある程度エストロゲンの影響を受けてきています。
エストロゲンの血中濃度が高く、長い期間維持されるほど乳がんのリスクが高まると言われているからです。
40代になっても出産経験がなかったり、母乳を与えた事がなかったりすると、その可能性は高くなると考えられています。
40代で乳癌が発症し、50代になって気付くという場合もあるのです。
また最近では、若い人たちの非婚願望や高齢出産によるものから、20代でも乳癌なりやすい年齢として上がってきているのです。
繊細で敏感な女性の身体は、女性ホルモンバランスによりコントロールされているのです。
そのため、乳癌なりやすい年齢というよりは、乳癌になりやすい食べ物を控え、定期的な検診を受けることが大切です。
この記事へのコメントはありません。