今や若い子から年配まで、お化粧をするというノリでプチ整形をする人が増えました。
今やCMでも良く目にしますが、昔に比べると手頃な価格で身近に感じるようになった気がします。
昔では美容整形をするという事は、相当な思いや、覚悟を持っていないとなかなかできるものではないような感覚でしたが、いとも簡単に美容整形をするようになった背景は何から生まれるものなのでしょうか。
そこには心の病が関係していることがわかりました。
ではその心の病は一体どういう気持ちからくるものなのでしょうか。
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美容整形からみえる心の病
ひと昔前までタブーとされていた美容整形を、軽い気持ちで行う人が増えています。
テレビなどのマスコミでたびたび取り上げられるようになり、以前のようなイメージは、なくなりつつあるのでしょう。
また、簡単にできる「プチ整形」の流行も拍車をかけています。
なかにはヘアスタイルを変えるのと同じような気軽さで、整形をする人もいるようです。
けれど、こうした風潮のなかに、思わぬ心の病が隠れていることがあるのです。
「自分の醜い顔を見られたくない」「スタイルが悪いから外に出たくない」など、容姿を気にするあまり、社会生活を送ることが困難になってしまう人たちがいます。
これは、醜形恐怖と呼ばれる神経症の一種で、自分の顔や体が醜いという考えに強迫的なまでにとらわれてしまう心の病気です。
誰でも多少は自分の外見にコンプレックスを抱いているものですが、ほかのことに目を向けて努力をしたりするうちに、それを乗り越えていきます。
けれど、醜形恐怖の場合、容姿にとらわれすぎて他のことが考えられなくなり、外出もままならず会社や学校を辞めたり、人間関係を断ち切ったり、ひどい場合は自殺に至ってしまうこともあります。
悩みの元となるコンプレックスは、目鼻立ちや体型、毛髪の量など多岐にわたりますが、第3者から見るとささいな欠点であることが多いようです。
醜形恐怖が増えている背景には、内面的に未成熟な人がそのコンプレックスを容姿の問題に無意識のうちに置き換えていることが挙げられています。
外見ではなく、自分の内面としっかりと向き合う勇気を持つことが克服の第一歩です。
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