失恋はとても辛いものですよね。
相手のことが好きであれば好きであったほど、失恋した時の傷口は深いものです。
そこであなたは失恋をした時、何をしますか?
気晴らしに遊びに出かける人もいるでしょう。
しかし辛い失恋をしたときに、あえて失恋ソングを聴いたことはありませんか?
辛い思いをしたのだから、もうそれ以上辛い気持ちを思い出したくないはずなのに、なぜあえて悲しい曲を聴こうとするのでしょうか。
そこにはどのような心理が隠されているのでしょうか。
Sponsored Links
失恋した時にあえて悲しい歌を聴く女の心理
思い出すのも悲しいのに、同じような嘆きを綿々と聴かされて、一体なにが楽しいのかというところですが、じつはこれが心を癒すのにとても役立っている行為なのです。
これは同質の原理と言われるもので、音楽と同調し、失恋の悲しみを共感することで、気持ちを浄化させる作用があるのです。
たしかにこういうときは、やたらと元気よく肩を叩いて励ます友人よりも、「辛いよね、わかるよ」と同調してくれる友人の存在に力づけられたりするものですね。
この同質の原理は、音楽療法の一部にも使われています。
音楽療法とは、音楽を手段として心理療法を行うもので、二つの方法があります。
一つは歌を歌ったり楽器を演奏したり、ときには曲を書いたりなど、患者自身が行うことで自分自身を解放したり表現したりするもの。
もう一つは、音楽を聴かせることで、患者の精神状態に働きかけを行おうとするものです。
このとき聴かせる音楽は、患者の精神状態と反対の曲の場合もありますが、冒頭の例のように、そのときの精神状態に同調するものを聴かせることもあります。
興奮しているときにアップテンポの曲を聴かせたり、沈み込んでいるときに静かな曲を聴かせると、かえって気分がスッキリとし、落ち着くことがあるのです。
音楽療法の対象としては、躁うつ病、神経症、心身症の他、アルコール依存症なども挙げられています。
この記事へのコメントはありません。