少し前から断捨離という言葉が流行りました。
断捨離とは、モノへの執着を捨て不要なモノを減らすことにより、生活の質の向上・心の平穏・運気向上などを得ようとする考え方のことを言います。
さあ、断捨離を始めよう!とした時、サクサクと捨てられる人もいれば、なかなか捨てることができず、断捨離どころじゃなくなる人もいます。
さて、この「モノをなかなか捨てられない人」、というのは、なぜ捨てることができないのか?
このような人たちの心理とはどのようなものなのか?
そしてどうすれば捨てられるようになるのか。
さっそく見ていきましょう。
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モノが捨てられない人の心理とは?!その前に気持ちの整理が必要?!
断捨離をしようとしても、「これはまだ置いておこう」、「これはいちお思い出があるものだし残しておこう」などと考え、なかなかモノが捨てられない人がいます。
そしてもし、あなたがそうなのであれば、まずは誰かに”特別な想い”を持っていないかじっくり感じてみてください。
誰かに「感情の執着」を抱いているために、モノが捨てられないということもあるのです。
「感情の執着」といっても、ピンとこないかもしれません。
たとえば、大好きな人のことばかり考える、大好きな人にどう思われているのか常に気になる、という人がいると思います。
逆に大嫌いな人のする嫌なことばかり思い出してはムッとしている、困ったことをする人を何とか改心させるにはどうしたらいいかで頭がいっぱい、という状況も執着です。
誰かに対する感情の執着は、身の回りにモノが増えるだけでなく、体重増加や肥満、人生の停滞感にもつながります。
風水では、手放す対象はモノですが、ときには考え方、愛情の持ち方、人間関係、過去の体験に対する感情などを手放すことも必要です。
誰か親しい人に別れを告げること、または別れを告げられることへの恐れが、「モノを捨てられない」という症状となって現われていることがあるからです。
「新しいことに進めない」、「将来が不安」、「私は被害者なんです!」と言う人の潜在意識の奥底には、「手放すことへの不安と恐怖」が潜んでいるのです。
これはまた、「手放されることへの不安と恐怖」でもあります。
また、片付けをすることで感情の執着に気づく例もあります。
ある女性は、風水セミナーに出席した直後から猛烈に片付けがしたくなり、何を考えるでもなくただ黙々と片付けを続けたそうです。
すると、突然頭にポンッと浮かんできたのが、何年もの間、自分が持ち続けてきた”罪悪感”と”自分を責める気持ち”だったそうです。
この方は何年も前にご主人を病気でなくされたそうなのですが、それを自分の責任のように感じていました。
片付けをすることで、気持ちの整理がつくように、自分の気持ちがはっきりすれば、驚くほどスムーズに片付けができることもあるのです。
それでも片付けられないときは、どうすればいいのでしょうか?
どうしても片付けられない、モノが捨てられない……そんな時は…
風水的には「片付けたほうがいい」に決まっていますが、片付けられない人にはその理由がちゃんとあるのです。
その理由は他人が「良い・悪い」で判断できるものでも、するものでもありません。
まず、片付けられない本人が「片付けられない今の自分」を受け入れる、そしてその理由に真摯に向き合うことで、変化が始まるのです。
無理やり掃除や片付けをしても、心は落ち着きません。
潜在意識の奥底にある「感情の執着」を受け入れて手放していないからです。
今の状況を、ただただ心と身体で感じることから始めれば、答えは必ず目の前にやってきます。
自分自身の感覚を大事にし、片付けたいと感じる場所、タイミングを受け入れながら実践していくことが大切です。
「無理やり」という心に反する行動はよくありません。
風水というのは「本人が気持ちいいと感じる」からこそ、効果が発揮できるのです。
まずは感情の執着を抱いていないか?
自分の気持ちをゆっくりでいいので整理してみてください。
それでも片付けられない場合は、無理に片付けようとせず、自分のペースで自分と向き合い、その時のタイミングを待ちましょう!
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